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藍原が進めてきたある曲の歌詞を思い出す。
その歌詞は「自分の好きな人とその相手を応援する」という曲。
俺だったらそんな気力、ショックで残ってないと思うけど。
「っ……日向…くん?」
やべ、気づかれた
「…どうしたんだ?」
慌てて目を擦る太田。
「め、目にご…そう、ゴミが入っちゃって……。いや、花粉症だから…」
必死に言い訳探してるみたい。
こうして見ると、「嫌いだ」って思い続けて悪い短所しか見ようとしなかっただけで
改めてみると結構可愛いんだな
「ほら、これ使いなよ」
ポケットから引き出すハンカチ。
畳んであるし好印象持たれたかな…なんて見栄張って
「な、泣いてないけど、受け取っとく。…ありがとう」
心の中でニヤけながら会話する。
冷静さ保っているつもりだけどバレてないかな?
こんな曲があるんだよね。
少しの勇気があの時だせたなら、今日は変わっていたのだろうか
…ってね
修学旅行中に距離縮められたらな、なんて小学生レベルのこと考えたりして。
泣いていた太田が喋ってるうちに笑顔になっていくのが とても嬉しかった。
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慄香♪ - 『カレカノ練習』、『トモダチ降格』と読まさせていただきました!面白いです!続きが気になるので更新頑張ってください! (2014年11月24日 23時) (レス) id: e15d098c1a (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 何か もう…意味わかんない(苦笑) (2014年10月16日 19時) (レス) id: 70f49a25e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はる | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yukayumiharuna/
作成日時:2014年7月13日 12時