そのリングが繋ぐ者【ジョジョ3部】

幽波紋能力 ページ35

会話が多いパートになっておりまするー！
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承太郎side

いまいちこいつの事がわからん。
ラバーソウルが言っていた事がどうも引っかかる。
『A、あいつには気をつけたほうがいい』
DIOがAが一緒に行動してると知っただけで
それをラバーソウルがわざわざ気をつけろなんて言うか？
明らかにDIO側の人間だから忠告したとしか思えん。
だがこいつは、俺たちに対して害は全くないし
むしろ助けてもらっている。積極的に行動もしている。
なぜ幽波紋のことを黙っていたかは不明だがな。


花「お待たせしました」

承「おい、花京院。食べ終わったら人が少ない所に移動するぞ。
　 Aの幽波紋について色々聞く必要があるんでな。」

・

・

飯を食い終わり人気のないところへ来た。
さて、どんな能力かそしてなぜ使えることを黙っていたか
全て聞こうじゃねぇか。


Aside

A「私の幽波紋は簡単に言うと触れたものを仮死状態に出来るみたいです。」

花「なんと...でも殺せる訳ではないんですね」

A「はい。
　 でも仮死状態にしたものが２４時間経過すると死に至るみたいなんです。
　 その辺にいたカエルで試したのですが。」

承「一度仮死状態にしたものは元に戻せんのか。」

A「もう一度触れれば戻るみたいです。
　 ただその状態にするときも戻す時もただ触れるだけじゃダメみたいです。」

花「気持ち、が必要な訳ですね？」

A「その通りです。」

承「で、お前は何故それを隠していた。」

A「特別隠していた訳ではないんです。
　 私には元々記憶がございません。サメの時も何が起きたか分かっていませんでした。
　 確証もないまま話すのも良くないと思っていたので言っていませんでした。」


よくもまぁこんなにホイホイ嘘が出てくるな。
自分でもびっくりだよ。


承「なるほどな。だから自分の幽波紋を俺たちに隠していると思ったラバーソウルがああ言ったのか。」


なんとか信じて貰えたみたいだ。
嘘をつくのはなかなか心苦しいものがあるな。
自分が今どうしたいかすら分からなくなってきた。
...少しでも慈悲の気持ちが芽生えようもんなら
私の肉の芽が暴れ脳を刺激してくる。
命令に背くことはできないようにされているみたいで
辛い。

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