このままでいたい｡оﾟ (ページ5)

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なに屋さん？ページ5

智「松潤のココア、うまいでしょ？
　俺も大好きなの。」

奥の部屋でゴソゴソしてた大野さんが、スケッチブックを抱えて戻ってきた。

　「はい！とっても美味しいです！！
　ぇと、あの、大野さん…？ここのお店って
　何屋さんなんですか？看板見たんですけど
　ピンとこなくて……」

智「何で疑問形？笑智でいいよ！
それと、敬語もなしね。俺、敬語って何か
　苦手なの笑
　この店はねー、うーん何ていうかねー…」

ニノ「何でも屋さんでしょ。
　バーって言ったらそうだし、依頼が来たら人捜し、鍵の修理、ペットの世話。
　あ、んで一番ひどかったのがねー、」

智「ーーニノっ！！もう、いいでしょ。」

ニノ「へいへい笑」

珍しく語気を強めて、明らかに動揺した大野さ、…じゃなくて智くん。それを見て、含み笑いするニノ。
仲良しだなぁ。この2人もまた、兄弟みたい笑

智「んでね、ニノと松潤はここで働いてんの。Aちゃんと同い年だけど、大学行ってねーから。」

　「…そうなんで、…じゃなくて、そうなんだ。」

ニノと潤くんが、どうしてここで働き始めたのかとか、聞きたいことは色々あったけど、私がそこまで踏み込んでいいのか分からなかったから止めた。

潤「…ところでさ、Aちゃんは何であんなにずぶ濡れで店ん前にいたの？笑」

　「ぁ、えっと、それは………、」

まさか、学校帰りにご飯の材料を買いにスーパーまで走ってたら雨が降ってきたなんて、こんなお洒落なお店で言えるはずもなく、困っていると……

　カランコロン

お店の扉が開いた。