【フジ】貴方が教えてくれたのは２【実況者】 (ページ4)

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水が地面を打ち付ける音に目を開ける。

どうやら自分は食後、ソファーでテレビを見ていたら眠ってしまっていたようだ。
Aはいないようで、壁にかけてある時計を見れば、時刻は一時に差し掛かるころ。

…一時!?

俺、どれだけ寝てたんだよ…

ていうかそれよりも、Aまだ帰ってきてないの!?
名前が家を出てから約五時間。

いくらなんでも遅すぎる。

妙な胸騒ぎを感じて、出かける準備をし、傘を二本もって家を出る。

まだ、本屋にいるだろうか…
少ない可能性を信じて、俺は本屋に向かって、水浸しの道を急いだ。

この辺の本屋といったらここしかない。

割と大きめの本屋で、漫画でも、ライトノベルでも、小説でも、参考書でも、何でもそろうその本屋は、ここらでは有名で、混んでいるまでは行かないが、人は多い。

この中から、いるかもわからないAを探すのは、気が遠くなりそうだ。

本屋の中をのんびりと自分も欲しい本はなかったっけ…など考えながら歩いていると、ここにいるには珍しい見覚えのある細長がいた。

フ「キヨ？」

俺が声をかけるとキヨはパッとすごい勢いで振り向き、

キ「フ、フジ…!?」

そう慌てて言った。

腕には雑誌ほどの大きさの紙袋が抱えられている。
透けて見えるのはのぞみーる。

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更新遅くなり、申し訳ないです。
卒業式、部活、勉強、入学式、うあああああああああ
な状態です。
ホントにすいません。