な組の若頭 ｰ 2nd season ｰ【stxxx】

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武器も何も無い状況。

普段から組長補佐という役職の俺。
書類を見ることが多い仕事。


戦ってへんように見えて、
毎日のようにトレーニングはしてるんよ。

武器なんて要らん。

最悪あいつらの奪えばええわけやし。




菫組の手下共が一斉に襲いかかってくる。

俺は華麗にかわし、
項を狙って気絶させる。

俺は今、下っ端には興味無いんよ。


目の前のこいつを仕留めんとあかんの。




菫組「なかなかやるな。名前は？」

ジ「名乗るほどでもないんやけど…
な組、組長補佐。山吹 ジェルや。」

菫組「な、な組！？」

ジ「お前から殺す？笑わせんでや。
先に死ぬんはお前の方やで。菫組。

俺は絶対死なん。守らなあかんものが沢山ある。」




そう言って、
手下共から奪った銃を目の前の敵に向ける。

カチャリと引き金を引く。



見ててや。
俺は"普通の息子"やないんよ。




パァン！




ジ母「え…」

ジ「…あ、もしもし？なーくん。
菫組っての仕留めたから回収お願いしてええか？」

ジ母「なに…これ……」

ジ「……なぁ。」

ジ母「…え？」

ジ「俺が初めて人を殺したんは11歳の時。
今となっては、俺の手で殺めた人間は山ほどおる。

俺は守りたい人間がおるから、ここにいる。
一緒に暮らすなんて無理な話や。

今日はそれを断りに来たんや。
あんたに捨てられてから俺は"普通"じゃないから。





やから、ごめんな。


母さん。」






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