Cafe 5 . ページ17
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【side J 】
こ「僕とAちゃんくっつけてよ」
俺はメンバーが大好きだ。
メンバーの意見は尊重したいし、
協力だってしたい。
メンバーのためなら、グループのためなら、
何だってしたい、
そう思ってた。
けど、
今のころんのお願いだけは
どうしても、"YES"が言えなかった。
むしろ、気がつけば
その逆を口にしていた。
目の前には、眉間にシワを寄せたころん。
如何にも機嫌が悪いという顔。
こ「なんで?」
ジ「そ、そういうんは1人で頑張らんと!」
こ「協力してくんないの?」
ジ「ち、違うんよ!そうやなくて…」
こ「じゃあ何って言うの?」
答えられなかった。
俺がなんでこんなにも、
彼女を守りたいと思ってしまうのか
分からなかった。
だんまりする俺に嫌気が差したのか、
ころんは"もういい"と一言いっては
立ち去っていった。
ジ「……違うんや…」
俺はあの時、どうすれば良かった?
協力すべきやったん?
分からん。
ジ「はぁ…」
大きなため息をついては、
その場でしゃがみ込む。
目を瞑れば真っ暗の視界の中で、
脳裏に彼女の顔がチラつく。
笑った顔、不安そうな顔。
仕事熱心なところ、
店長さんと仲良しなところ。
そんな姿がチラついては離れない。
ジ「嘘やろ…」
気づいてしまったからには、
もう遅い。
俺は彼女のこと……
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なる - めっちゃ良かったです!うるっときましたwwwこれからも頑張ってください! (2021年3月22日 10時) (レス) id: 12a85aff09 (このIDを非表示/違反報告)
さやこ(プロフ) - すっっっっごくおもしろかったです!ユーナ様が書いている他の作品も大好きです!応援してますっ! (2021年3月14日 9時) (レス) id: ae817f62ac (このIDを非表示/違反報告)
めあり(プロフ) - まっちゃ。さん» ご愛読ありがとうございました!素敵なお言葉に感謝です(;;)次回作も気長に書いていきます(´∀`*) (2021年3月13日 23時) (レス) id: 9f1dd59455 (このIDを非表示/違反報告)
めあり(プロフ) - ユーナさん» ユーナちゃんありがとう〜!新作も頑張る!お互いがんばろー!(。・v・。`) (2021年3月13日 23時) (レス) id: 9f1dd59455 (このIDを非表示/違反報告)
めあり(プロフ) - プランクトンさん» うわぁぁありがとうございます!!そう言っていただけて嬉しいですっ…(;;)書いててすごく楽しかったです!ありがとうございました(つω`*) (2021年3月13日 23時) (レス) id: 9f1dd59455 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めあり | 作成日時:2021年3月2日 12時