お前らのマネージャーなんかやってられっか！２【stxxx】

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り「"君が居なきゃ、ダメなんだ…"」

声優「"でも…"」

り「"君が俺を……救ってくれた…"」





ブースの中で画面と脚本を交互に
睨めっこする莉犬さん。


真剣な表情で、圧倒的表現力をたたき出す彼に
吸い込まれそう。



真剣に取り組む姿が魅力的すぎて。

これが、あなたの本当の姿なんじゃないの？



何があったかは知らないけど、
私は……






り「げ。まだ居たの。」

『マネージャーなので』

り「先帰ってればいいのに。」

『貴方を送り届けるまでが仕事です。』

り「…なんでそんなにしつこいの。」

『何回も言ってるじゃないですか！
私が！マネージャーだからです！！』




私がいきなり大きな声を出したからか
目をまん丸にしてビックリしてる莉犬さん。

そして、その大きな目は
キッと私を睨む。





り「いきなりでかい声出すな！！」

『終わりましたね、帰りましょうか。』

り「一人で帰る。」

『はぁ…理解力乏しいんですか？
貴方を送り届けるまでが仕事と言ったでしょう？』

り「一言多い。」





スタジオから出て、
タクシーに乗るや否や、また不機嫌モード。


はぁ…
打ち解けるまで時間かかるのかなぁ。



なにか話題を出さなきゃ
タクシーのおじさん息苦しいよね…






『莉犬さん、聞いてもいいですか？』

り「なにを。」

『前のマネージャーさん、どんな方だったんですか？』







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