お前らのマネージャーなんかやってられっか！【stxxx】

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【side BLUE.】





なんなんあの女。

坂口 Aっていったっけ。


普通に調子乗りやがって。


イライラさせないでほしい。





撮影後、速攻僕は遊び相手のミサキちゃんの元へ
向かった。

彼女の前で気丈に振る舞うが、
頭の中では常にマネージャーが居ては
イライラが増す。


もう出てこないでほしいレベルなんだけど。





ミサキ「ころんくん大丈夫ぅ？」

こ「大丈夫だよ、マネージャーにイラついてるだけ」

ミサキ「そうなんだぁ。
じゃあ、私といいことして忘れよぉ？♡」

こ「んふ、可愛いね。ミサキちゃん。」





彼女の腰に腕を回して、
ホテル街に入ろうとする。

こんな気持ちで彼女に触れるのは申し訳ないが
僕も相当鬱憤が溜まってんだよね。


あの地味子のせいで。くそ。




そんなことを思っていると、
後ろからパシャッとフラッシュ音と光。

バッと振り向くと、
そこにはカメラを持った男の人が。






"スキャンダルだけは辞めてくださいね。"







マネージャーの言葉が頭に浮かんでは
"やらかした"と唇を噛んだ。

アイドルのスキャンダルはめんどくさい。

自分だけでなく、
メンバーにも迷惑がかかるからだ。


よりによって…なんで僕を……！





隣にいたミサキちゃんは
青ざめた顔で走り去ってしまった。

ホテル街に僕とカメラを持った男。


何この組み合わせ終わってるんだけど！？





そんな時…






『だから、言ったじゃないですか。』

こ「え……？」

『スキャンダルだけは辞めてくださいねって。』

こ「うそ…」






僕の目の前に颯爽と現れたのは
紛れもない僕の大好きな人。





ラビクロのAだった。






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