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_crazy 10 . ページ36

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莉犬くんとバイバイして、
その日の夜にころちゃんの家に出向いた。

莉犬くんの言っていた、
"ころちゃんの私"ってのを聞きに行こうと思って。


私、貴方のものになった覚えは
さらさらないんだけれど?



合鍵を片手にころちゃんの部屋に向かう。

ドアを開けて入ると、
ころちゃんはバタバタと走りながら近づいてきた。


肩をがっしり掴まれて
泣きそうな顔で私を見る彼に

今の私からすると、愛情なんてなにひとつない。


意味のわからない行動と言動をした、
貴方に嫌気がさす。





こ「A…どこ行ってたの……?」

『家だけど』

こ「なんで帰ってきてくんなかったの…?
僕ずっと待ってたんだよ…?」

『私、これからちゃんと自宅に帰るね。
今まで使わせてくれてありがとう。』

こ「は……?どういうこと!?A!!」





あぁ、面倒臭い。

独占欲って酷くなると怖いし迷惑。


まだ、さとみくんや莉犬くんの独占欲の方が
可愛げがあって見てられる。


ころちゃん。
私の嫌いなタイプの独占欲は辞めてよ。





こ「ねぇ…A…」

『聞くけど、私いつからころちゃんの女になったの?』

こ「それは…」

『莉犬くんから聞いたの。
やめてよね、周りに言いふらすようなこと。』

こ「ごめっ…でも僕、Aのこと好きだから…」

『…』

こ「Aの事情も分かってる、だから支えてあげたかった…
僕が君の言う、王子様になりたかったんよ…!

君を幸せにしたいと思って、
出過ぎたことしちゃった…ごめんなさい……」





ポロポロと落ちる涙は床にポタポタと弾ける。

私の服の裾を握って
俯きながら謝る彼は弱々しくて壊れそう。


私は彼の手を握って
ふわりと笑ってみせる。


私もかなり、彼に甘いのかもしれない。

"いいよ"と口にすると
たちまち笑顔になる彼は私にキスを落として
抱きしめてくる。





でもころちゃん。















私、"許す"なんて一言も言ってないからね。





┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈



こんにちは、めありです。

掛け持ちさせて頂きます( ´ω` )
ジェルくんメインのお話です、
良かったら立ち寄っていただけると嬉しいです( ノωノ)


↓↓↓

http://uranai.nosv.org/u.php/novel/Meariyyy17/





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めあり(プロフ) - ひよこさん» 了解しました!ありがとうございます〜!(*´ω`*) (2021年2月6日 2時) (レス) id: 9f1dd59455 (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ - めありさん» 返信遅くなってごめんなさい!!なんとなくですが、日常の出来事だとかのほのぼのしたお話が見たいです!お兄ちゃん大好きな夢主だと嬉しいです…! (2021年2月5日 18時) (レス) id: bfed326696 (このIDを非表示/違反報告)
めあり(プロフ) - ひよこさん» ひよこさん!質問なのですが、リクエストにあたって莉犬くんと夢主さんの兄妹のお話で、どのようなストーリーが希望ですか?大まかなもので大丈夫です! (2021年1月30日 10時) (レス) id: 9f1dd59455 (このIDを非表示/違反報告)
めあり(プロフ) - 常日さん» 最後まで応援ありがとうございました!!神様は恐れ多いですうう(;▽;) (2021年1月24日 9時) (レス) id: 9f1dd59455 (このIDを非表示/違反報告)
常日(プロフ) - 完結おめでとうございます!!やっぱり神様だぁー! (2021年1月24日 4時) (レス) id: 7c647de83f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:めあり | 作成日時:2021年1月10日 4時

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