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【side Satomi】
最悪だ。
迎えに来て、と連絡が来てから
俺は直ぐに家を飛び出した。
俺の家から会社まで車で5分程度。
Aは何故俺を選んで、
電話をかけてきたのかは知らないが
俺はすぐさま、会社に向かった。
が、着いたもののまだ来ない。
社長室のある部屋だけ電気がついてるけど
一向に来ないことから俺は車から降り、
会社の中に入った。
でも俺はこの時、最悪なものを見てしまった。
薄暗い廊下。
見覚えのある二人。
聞き覚えのある声。
そして、重なる二つの影。
あぁ、最悪な場面に遭遇しちまった。
俺は俯いて、
進めた足を戻した。
車に乗り込むと、すぐに彼女は来た。
『ごめんね、遅くなっちゃった。』
さ「……いや、別に。」
彼女の唇に集中して目がいく。
さっきまで、俺の頼れるリーダーと
キスしてたんだろ。
もしかしたら、社長室でそれ以上のことも
してるかもしれない。
知らなかった。
Aとなーくんがそんな関係だなんて。
『お腹すいちゃったなぁ』
さ「そう、何食べてーの？」
『そんなことよりさぁ』
赤信号のため、車をゆっくり停車させる。
"そんなことより"と口にした彼女の顔は
にこっと俺に微笑んでくる。
『どう？……見た感想は。』
さ「…お前確信犯だろ。」
『残念だった？私と大好きなリーダーがキスしてるとこ。
見てて、なんとも思わなかったの？』
さ「なんとも思わねーわけねーだろ。」
青信号になって車を動かす。
隣で楽しそうに話す彼女に可愛く思える。
俺もかなり重症のようだ。
『さとみくんは、お腹すいてる？』
さ「まぁそれなりに…」
『じゃあさ、私食べる？』
さ「は……？本気で言ってんの？」
『本気だけど？
なーくんに自分の獲物取られてるの見て
悔しくないんだ？』
こいつのひとつひとつの言動は
少々憎たらしい。
突き放せるなら突き放す。
が、こいつなしじゃ
生きていけない体にされた俺は、
かなり、Aという悪魔に溺れてしまっているらしい。
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めあり(プロフ) - ひよこさん» 了解しました！ありがとうございます〜！(*´ω`*) (2021年2月6日 2時) (
レス) id: 9f1dd59455 (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ - めありさん» 返信遅くなってごめんなさい！！なんとなくですが、日常の出来事だとかのほのぼのしたお話が見たいです！お兄ちゃん大好きな夢主だと嬉しいです…！ (2021年2月5日 18時) (レス) id: bfed326696 (このIDを非表示/違反報告)
めあり(プロフ) - ひよこさん» ひよこさん！質問なのですが、リクエストにあたって莉犬くんと夢主さんの兄妹のお話で、どのようなストーリーが希望ですか？大まかなもので大丈夫です！ (2021年1月30日 10時) (レス) id: 9f1dd59455 (このIDを非表示/違反報告)
めあり(プロフ) - 常日さん» 最後まで応援ありがとうございました！！神様は恐れ多いですうう(；▽；) (2021年1月24日 9時) (レス) id: 9f1dd59455 (このIDを非表示/違反報告)
常日(プロフ) - 完結おめでとうございます！！やっぱり神様だぁー！ (2021年1月24日 4時) (レス) id: 7c647de83f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めあり
| 作成日時：2021年1月10日 4時
