Pneumonia【紫】

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俺はメンバーと別れたあと、
薬局に向かった。

病院に行く時間なんて無いに等しいくらい、
俺は忙しかったりする。


ただの風邪なら、
市販薬でも治るだろう。


そんな甘い考えだった。





帰宅して体温計で体温を測った。

が、映し出されたのは平熱の数字。


特に熱があるわけでもないし、
体がだるいわけでもない。


ただただ、咳が出るだけ。




咳止めの薬買ったし、
これ飲んで寝たら明日明後日には
治ってるよね。






俺は、薬を飲んで
ある程度作業を済ませて寝ることにした。


時刻は深夜3時過ぎ。

少し作業に没頭し過ぎたかもしれない。



まぁ、いいや。



薬も飲んだことだし。

さっさと寝て、風邪早く治しちゃお。









だけど、次の日。


咳が治まることはなかった。







な「ゴホッゴホッ…はぁ…なんで……」






今日は作詞の件で
会社に出向かなければならない。


今度病院に行こう。




やること済ませてから、病院に行こう。







多少の風邪なら動けるし、

働いていけるから。








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