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拳銃を受け取り、
慣れない重さに驚きつつも、
僕は銃口を父だった人に向ける。





「蒼真、やめなさい。」

「嫌だ」

「父さんが死んだら会社が…!」

「知ったこっちゃない。
僕は継がない。この会社もあんたも、終わりだよ。」

「やめてくれっ…」

「さよなら。父さん。」




甲高い音とともに、
ばたんと倒れる目の前の父。

発砲時のあまりの衝撃に
手が震えて仕方ない。


そして後ろからふわりと抱きしめられる。

この優しい匂いは、せんせーだね。





「蒼真…こんな役…させてごめんなっ…」

「せんせっ…ふっ…うぅ……
僕、殺れたよ……!やっと…自由だよっ…!!」

『さとにぃ、報告。』

「おう。あー、聞こえるか。
ターゲット死亡確認。ご依頼先で1人引き取った。
俺の教え子だ。今から連れて帰る。」

「せんせー…グスッ……」

「心配すんな、俺らの家に行こう。」




また、優しく撫でてくれたせんせーの手は
温かくて、

氷のように冷たい僕の心も溶かしてくれるようだった。





そして、連れてこられたのは
大きな古風ある家。

ここがせんせーのお家なんだね。





「本当にいいの…?僕…」

「いいに決まってんだろ、おら!入った入った〜」




中に入ると、紫色の羽織を着た人が
玄関先にいた。

優しい雰囲気で可愛い笑顔の人。

あの頭についてるアホ毛はなんなんだろう…





「君が水瀬 蒼真くん?
さとみくんから話は聞いてるよー?」

「あ、えっと…水瀬 蒼真です…」

「あはは、かしこまんなくていいよ〜
君も今日からな組の一員なんだし!

とりあえず中に入って、羽織決めよっか〜」

「羽織?」

『みんなが着ているもの。
この羽織は特注品だから、な組の組員って証だよ。

選んでおいで、ころん。』

「ころん?なにそれ。僕?」

『そ。なんか、目が大きくて丸くて
ビー玉みたいに綺麗じゃん?君。
ころんころん転がって行きそうな感じするから

ころん。あれ?気に入らない?w』





ころんかぁ。

そんなん初めて言われたよ。


変わった子だな、このAって子。





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めあり(プロフ) - 冬凪さん» わぁぁ何処ですか!?そのお名前はめありの妹のお名前です…使わせていただいててそのまま打っちゃっかもです(´;ω;) 場所教えていただければ、訂正します! (2020年12月30日 13時) (レス) id: 9f1dd59455 (このIDを非表示/違反報告)
めあり(プロフ) - いちさん» ありがとうございます!設定通りにいけてるかは不安ですが、頑張りますので最後まで見届けて頂けると嬉しいです(*^^)♪ (2020年12月13日 3時) (レス) id: 9f1dd59455 (このIDを非表示/違反報告)
いち - 設定がしっかりしてて、かっこよくて面白かったです(誰目線)無理しないよう頑張ってください!見ます! (2020年12月13日 1時) (レス) id: b3b6872152 (このIDを非表示/違反報告)
めあり(プロフ) - ぷりんさん» 素敵なお言葉ありがとうございます!少しでも投稿できるように頑張っていきます!(´∀`*) (2020年12月12日 16時) (レス) id: 9f1dd59455 (このIDを非表示/違反報告)
めあり(プロフ) - チョコさん» チョコさん!毎度毎度ありがとうございます!素敵な作品になるよう、頑張ります!(´∀`*) (2020年12月12日 2時) (レス) id: 9f1dd59455 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:めあり | 作成日時:2020年12月10日 14時

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