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勉強部屋から見えた景色は残酷だった。
広香先生らしき肉片、
そして集められた俺以外の子供たち。
その子供たちは既に……
震えが止まらなかった。
なんで俺だけ生きてるのか分からなかった。
なんで俺だけここに居るのか分からなかった。
腰が抜けて、へたりとしゃがみ込めば
床には大量の赤色の液体。
「うわっ…！！！」
どうして気が付かなかった？
こんなにも廊下中に血が沢山ついているのに
どうして俺は…気が付かなかったの……
呆然としていると、
勉強部屋の扉がゆっくりと開いた。
見上げればそこには、大きな男。
拳銃を片手に俺を睨みつける。
俺はこの時、恐怖で動けなかったのを
今でも覚えている。
怖かった。
先生たちみたいに死んでしまうのも、
今この状況も、
全部が全部怖かった。
「なーんだ、もう一人いたんだ。」
低めの声が俺の耳元で囁かれる。
怖い。怖い怖い怖い怖い！！！
頭に銃口を向けられた。
俺と拳銃の距離は0ミリ。
引き金を引かれれば、一瞬でGAME OVERだ。
どうしたらいい…？
このまま、みんなと一緒に逝くべき……？
それとも足掻くか…？
それとも命乞いでもするか…？
普通だったら、きっと
思考回路が停止寸前にまでになるだろう。
普通だったら、ね。
この時の俺は、何故か冷静に物事を考えられた。
死ぬのなんて嫌だ。
まだ俺は生まれてきて11年しか経っていない。
俺はまだ、やりたいことも、見たいものも、
知りたいことも山ほどある。
そうか、そうやわ。
みんなを殺したこの男を、
殺めてしまえばいいんや。
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めあり(プロフ) - キララさん» キララさん何作品もありがとうございます〜…！！(∩ω∩*`) (2021年2月16日 23時) (
レス) id: 9f1dd59455 (このIDを非表示/違反報告)
キララ - 3つ目も楽しく読ませていただきます！ (2021年2月16日 23時) (レス) id: 97464f7e6f (このIDを非表示/違反報告)
めあり(プロフ) - 蝶花さん» わわわ！ありがとうございます！頑張りますっ！ (2020年12月7日 17時) (レス) id: 9f1dd59455 (このIDを非表示/違反報告)
蝶花 - 更新待ってます！ (2020年12月7日 15時) (レス) id: 38881abff7 (このIDを非表示/違反報告)
めあり(プロフ) - 冷凍みかんさん» コメントありがとうございます！素敵なお言葉、光栄でございます！！頑張ります！ (2020年12月6日 10時) (レス) id: 9f1dd59455 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めあり
| 作成日時：2020年12月2日 22時
