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式典終了後、
私はターゲットと会場を後にした。
向かったのはホテル。
なんのホテルかなんて言わなくても分かるだろう。
さっきの無線での報告、
多分ジェルくんもやってくれると思うから
私はこちらで殺ることにしよう。
「着いたよ」
『あ…き、緊張してきました……///』
「ん？初めてではないだろ？」
『その…田中部長とそういう関係になれるなんて
夢みたいで…///』
「ふふ、そうか」
気持ち悪い。
私の対応も彼のデレ具合も、反吐が出そう。
早く殺って帰りたい。
指定された部屋に入ると
すぐさまターゲットは押し倒してきては
私の首に顔をうずめた。
私、化粧とかいろいろしてて
大人っぽく見えるけど現役女子高生だからね？
おじさん、犯罪おかしてますよ。
さて、そろそろ…
調子乗ってるからなぁ。
『田中部長って〜…』
「んー？」
『奥さん、居ましたよね？』
「まぁ…いるけどお前が1番だよ」
『じゃあ佐藤さんは？』
「……なんでそれを…」
ガバッと起き上がったターゲットは
私に驚いた表情で見てくる。
そして、私はターゲットのこめかみに
銃口を当てた。
『これなーんだ♪』
「ひっ…」
『調子にのんなよ、クソジジイ』
私の罵倒と共に放たれた銃弾は
クリティカルヒット。
パタリと倒れたターゲットの脈を確認して
私の仕事は終わった。
《A、終わったよ》
『OK、こっちも上がり。帰るよ。』
ある程度、返り血を拭き取って
私は何食わぬ顔でホテルを後にした。
あとで回収係が来る。
あの死体は触れないでいいや。
外に出ると、既にジェルくんが乗った車が停まっていた。
乗り込むといつも通りのジェルくん。
「お疲れ、若頭。」
『気持ち悪かった。』
「顔に血ぃついてんで。ちゃんと拭いてから来いよ」
『あ。…血に慣れるって嫌な事ね。』
「…………せやな。」
私たちは何人もの人を殺めてきた。
それは私も、ジェルくんも、変わらない。
「はよ帰って寝よう」
『そうね。』
私たちは依頼や任務をただただこなす、
プロだ。
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めあり(プロフ) - キララさん» キララさん何作品もありがとうございます〜…！！(∩ω∩*`) (2021年2月16日 23時) (
レス) id: 9f1dd59455 (このIDを非表示/違反報告)
キララ - 3つ目も楽しく読ませていただきます！ (2021年2月16日 23時) (レス) id: 97464f7e6f (このIDを非表示/違反報告)
めあり(プロフ) - 蝶花さん» わわわ！ありがとうございます！頑張りますっ！ (2020年12月7日 17時) (レス) id: 9f1dd59455 (このIDを非表示/違反報告)
蝶花 - 更新待ってます！ (2020年12月7日 15時) (レス) id: 38881abff7 (このIDを非表示/違反報告)
めあり(プロフ) - 冷凍みかんさん» コメントありがとうございます！素敵なお言葉、光栄でございます！！頑張ります！ (2020年12月6日 10時) (レス) id: 9f1dd59455 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めあり
| 作成日時：2020年12月2日 22時
