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「あ、まじ?」
「っ…」
さとみさんはピクリと反応したにも関わらず、
また余裕な表情になる。
僕だけ?こんなに焦ってるの。
「おめー、どっか行けよ」
は?
「さとみさんこそ席を外して頂けないですか?」
どっか行けよはさすがに傷つくんですけど。
めっちゃイライラする。
キッと睨んでいると、
Aちゃんは慌てた様子で声を荒らげた。
『あのっ…
私の話、聞いてくれますか?』
Aちゃんはゆっくり話してくれた。
"好きになってくれてありがとう"
そう言ってくれた彼女の目は
少しだけ潤んでいて
その姿さえも愛おしくて抱きしめたくなる。
そして、
彼女のことをどうして好きなったのかを聞かれた。
鈍感な彼女からすると、
疑問でしかないのだろう。
「ぼ、僕は一目惚れ……でした…
社員証見て可愛いって思ってたんです。
でも実物はもっと可愛くて…
一緒に働くうちにドキドキしちゃって…
は、恥ずかしいです……」
そうだ、僕は彼女に一目惚れをしたのだ。
最初は"好き"が何か分からなかったけど
気がついたら目で追ってたし、
莉犬が"それは恋だよ!"なんて言うから
余計意識しちゃったし。
でも、君と恋愛が出来るなら、
君と同じ気持ちになることが出来るなら、
それは僕にとって、
最高の幸せってことだから……
僕を選んでほしい、そればかり思った。
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めあり(プロフ) - チョコさん» なーくんはこの物語の中ではハイスペックシスコンの設定です(ノ∀`)タハー (2020年11月29日 16時) (レス) id: 9f1dd59455 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ - なーくんwww (2020年11月29日 14時) (レス) id: b8ba54da77 (このIDを非表示/違反報告)
めあり(プロフ) - はなさん» 素敵なお言葉ありがとうございます!モチベに繋がっております(照) (2020年11月23日 12時) (レス) id: 9f1dd59455 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - いやぁ、最高ですね…!!!るぅとくんの方も、さとみくんの方も見てるんですがキュンキュンしまくってます…! (2020年11月23日 12時) (レス) id: f2ae236c6d (このIDを非表示/違反報告)
めあり(プロフ) - ( ・∇・)バナナさん» コメントありがとうございます!読んでくださってありがとうございます!嬉しいです!最後まで応援よろしくお願いいたします〜♪ (2020年11月7日 13時) (レス) id: 9f1dd59455 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めあり | 作成日時:2020年11月7日 0時