貴方はどちらを選びますか【黄】

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僕の邪魔をしてくる忌々しいピンクこと、さとみさん。

そんな彼の登場に驚くAちゃんは
やはり天使。

驚く姿も可愛くて微笑ましくなっちゃう。


てか、さとみさん。
盗み聞きなんて人間性疑いますけど？






「はぁ…聞いてたんですか？」

「るぅと、抜け駆けは禁止。な？A」






余裕そうな表情でそう言うさとみさんは
Aちゃんの肩に手を回して、話しかけている。

おい、そこの忌々しいピンク。
その手を退けてください。


お互いバチバチと火花が繰り広げられてる中、
Aちゃんは必死な表情で
僕とさとみさんに話しかけてきた。





『えっと、2人にお話ありますっ…
3人でご飯食べに行きましょう？』






**





それから僕達は少しお高めの個室のある
お店に着いた。

そこはまぁまぁ綺麗なお店。

コース料理を頼んでは、
続々と料理が運ばれてくる。

それはまぁ、美味しそう。



隣で既にもぐもぐと食べてるさとみさんは
"バカうめー"しか言わない。

ほんと子供じゃないんだから……




てか、Aちゃんの話を聞くために
ここに来たのに、さとみさん食べてばっかじゃん…


僕、早く聞きたいんだけど。






「んで？Aは何の話するの？」

「あ、僕も気になってました」


『あの、えっと、その、お待たせしてすみません…
お返事をしようかなって……』






僕はAちゃんのその発言に
ピクリと反応した。

それは僕だけじゃない。


隣に座るさとみさんもだ。




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