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「ほい、着いたで。」




目の前にはアンティークなお店。

中はコーヒーの香りでいっぱいで
落ち着く雰囲気のあるカフェだった。


どうやら、彼の行きつけらしい。





「あ、そういえば君の名前聞いてへんかったな、
教えてくれん?」

「あ、えっと、黄谷 るぅとです」

「るぅとかぁ、俺は"橙里 ジェル"!
よろしくな、るぅちゃん!」

「る、るぅちゃん…w あはは、よろしくお願いします」




ジェルくんはお腹がすいてたらしく、
ナポリタンを注文していた。

僕は紅茶をいただいた。
今は何も食べたくないからね。





「そういえば、なんで僕に話しかけたんですか?」

「ん?あぁ、いやぁ。
俺の友達にな、体調悪くても無理して働くような奴がおって。
そいつ、普段ゲームしかせぇへんのやけど
まぁ仕事もできるかっこいい奴なんやけど…

俺、その友達と一緒におりすぎて、
体調悪い人見過ごせんよぉなってしもうたんよ。」

「それで僕に…なるほど。」

「現に顔色悪くて体調悪そうやったからな?
話しかけたんやけど迷惑やなかった?」

「急に話しかけてくる変な人かと思いました。」

「えっ、急に辛辣やん……」





話を聞く限り、
ジェルくんは優しい人ってのが分かった。

てか、その友達って人
ジェルくんに迷惑かけすぎじゃない?

話聞いてたらご飯まで準備してるって…
ジェルくん召使いみたいになってるよ……


それから何十分か経って、
僕も少しだけ疲れが取れたようなそんな気がして…





「お?顔色良くなったな!家どのへんなん?」

「あ、浮基(うきき)市です」

「意外と遠いな…送ったろか?」

「もう…優しすぎます。大丈夫ですよ!」

「そっか、気をつけて帰りぃな?」

「はい!ありがとうございます!」





僕はジェルくんと別れて帰路を歩いた。

たまには少し遠いコンビニに寄るのも
悪くないなぁ。

なんて思ったのは、僕だけの秘密。





┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈



◇ 橙里 ジェル

・24歳
・コンビニのお兄さん
・心配性の優しい人




.

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設定タグ:すとぷり , るぅと   
作品ジャンル:恋愛
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めあり(プロフ) - チョコさん» なーくんはこの物語の中ではハイスペックシスコンの設定です(ノ∀`)タハー (2020年11月29日 16時) (レス) id: 9f1dd59455 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ - なーくんwww  (2020年11月29日 14時) (レス) id: b8ba54da77 (このIDを非表示/違反報告)
めあり(プロフ) - はなさん» 素敵なお言葉ありがとうございます!モチベに繋がっております(照) (2020年11月23日 12時) (レス) id: 9f1dd59455 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - いやぁ、最高ですね…!!!るぅとくんの方も、さとみくんの方も見てるんですがキュンキュンしまくってます…! (2020年11月23日 12時) (レス) id: f2ae236c6d (このIDを非表示/違反報告)
めあり(プロフ) - ( ・∇・)バナナさん» コメントありがとうございます!読んでくださってありがとうございます!嬉しいです!最後まで応援よろしくお願いいたします〜♪ (2020年11月7日 13時) (レス) id: 9f1dd59455 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:めあり | 作成日時:2020年11月7日 0時

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