◆ 海と私とパパと ページ9
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まだまだ暑いこの季節。
私、雛瀬 Aは今、絶賛疲れています。
本日仕事がお休みな私。
そして今日、私の休みを見計らって訪ねてくる人物がいる。
パパだ。
私のパパは"株式会社BRDZ"の社長で
普段休みなく働いている人が、本日久しぶりの休みを
私に使うと、意味のわからないことを言っている。
時刻は12:00を回った頃。
そろそろ来る頃なんだけど……
「あれ?雛瀬。なに砂浜に突っ立ってんの?」
『さとみさん…お疲れ様です。』
「ん、お疲れ。で?何してんの?」
『あぁ、今日父が来るんです。そろそろ来る頃なんですが…』
たまたま家の前の砂浜で会ったさとみさんに
そう伝えると頭上から何か音がする。
「え?ヘリコプター?え、待ってこっち来てない?!」
『あぁ……父が来ました。』
「はぁぁ!?!?」
父の交通手段はヘリコプターが多い。
父の会社からかなり距離のある苺谷に来るまで
3時間ほどかかるらしい。
そしてヘリから父の姿が見えては
私は呆れ顔で『その登場の仕方うざーい』と言ってみる。
「お前のパパやべぇな…」
『序の口ですよ。潜水艦で来てないからまだマシです。』
「え?何?ネタなの?」
隣で目を見開いては驚きを隠せないさとみさんを横に
砂浜に磨き立ての靴で降り立つパパ。
「この前振りだなー」
『ヘリは辞めてよ』
「すぐ着くし行くまで簡単だぞ!」
『はぁ……』
私は大きくため息をつくしかなかった。
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みかさ(プロフ) - とても素敵な小説でした! (2020年8月11日 1時) (レス) id: d74848b20e (このIDを非表示/違反報告)
めあり(プロフ) - 優@青い彗星さん» 読んでいただいてありがとうございました!! (2020年8月2日 9時) (レス) id: 9f1dd59455 (このIDを非表示/違反報告)
優@青い彗星 - めちゃくちゃ素敵な作品でした。ありがとうございます!見てて幸せな気持ちになりました! (2020年8月2日 6時) (レス) id: 54313a5dac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めあり | 作成日時:2020年7月8日 15時