【stxxx】SeaSide Princess 〜extra story〜

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分娩室に入って2時間経った。

分娩室にこだまする泣き声と
分娩台で疲労感に浸る汗だくの私。



助産師「元気な女の子ですよ〜！」



初めて抱っこする我が子に嬉しくて涙が溢れた。

あんなに大きかったお腹もぺたんこになって
あんなに痛かった陣痛もどっかいっちゃって。


やっと終わったんだと感涙した。



その後、車椅子で病室に戻ると
社員全員となーくんがいた。



『あ、みんな来てたんだ〜』

「A…！お疲れ様……ありがとう…」

『えぇ？なーくん泣いてるの？』

「さっきからずっと泣いてて困ってんねん。」

「子供抱きかかえた瞬間からもう号泣でしたw」

「赤ちゃんめっちゃ可愛かった…ね、さとちゃん…」

「これは課金確定やな…な、莉犬…」

「本当びっくりした。いきなり破水するとか
心臓飛び出るかと思ったんだけど？」

『あはは…ころんくんごめん……w』



わちゃわちゃ騒いでると助産師さんが
愛娘を抱えて病室に入ってきた。

渡されて抱っこするが
すぐに壊れてしまいそうで怖い。

軽くて柔らかくてとっても可愛い。
心做しかなーくんに似てる気がする。



「そういえば名前考えてなかったよね。」

「そーれはないだろ、それはないだろ〜」

「ころちゃんうるさいです……」

「A、なんかいいの考えてねーの？」

「さとちゃん、そんな簡単に決めれるものやないよ…w」

「なーくんはセンス無さそうだからなぁ〜…」

「莉犬くん……酷いよ…」

『あははwでもね、なーくん。
私、この子にピッタリでつけたい名前あるんだけど
聞いてくれる？』

「ん？なになに？」





『それはね＿＿＿＿＿＿』





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