【stxxx】SeaSide Princess 〜extra story〜

◆ 旦那の私の好きなところ ページ16

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私の朝は大好きな旦那さんに
朝食を作ることから始まる。


トントントンと一定のリズムを刻みながら
包丁を器用に扱う。

部屋の中が味噌汁の匂いに包まれては
少し心地の良い空間になっていることが分かる。


カーテンから差し込む光はキラキラしていて
朝だということを感じさせる。



「ふぁ…おはよ〜A…」


大きな欠伸をしながら起きてきたのは
私の旦那、なーくん。

今日は会社がお休み。
毎日が多忙だった私たちにとって貴重な日だ。


顔を洗ってきたなーくんはテーブルの上に置かれた、
朝食を見ては優しい笑みで私を見てくる。



「A、いつも作ってくれてありがとう。」



私、こういうお礼ができる人大好きなの。

おっちょこちょいで抜けてるところもあるけど
仕事はちゃんとこなすし、
口が上手いから商談とかすっごく得意でね？

私のこともちゃんと見てくれてて
私との未来もちゃんと考えてくれてて。

周り見てるし、気が利くし、なんだろ、
簡単に言うと"スパダリ"ってやつ？

とにかく最高な旦那様なの。




朝食も済ませて私たちはリビングのソファーに座っては
録り溜めしていたドラマやバラエティ番組を見る。

元々インドアな私たちにはこのくらいがベスト。


バラエティ番組を見てクスクス笑うなーくんの横顔は
可愛くて見とれちゃう。


そういえば、なーくんと結婚して
すっごく幸せなんだけど






なーくんっていつから私のこと好きだったのかな。



全然そんな素振りなかったのに
いつの間に？って感じだ。




私は隣にいる本人に聞いてみることにした。




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