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「おはよう、Aちゃん。」



僕は黄色のチューリップを花瓶に飾る。

季節は春。
窓の外を眺めれば小学生や中学生が楽しく遊んでいるのが見える。

今日もいい天気だ。
綺麗で眩しい太陽の光が病室を明るくさせる。



「Aちゃん、今日は綺麗な青空だよ。」



そう言いながら僕は眠る彼女を見つめる。

返事はない。


そんなの分かってる。

だって彼女はもう半年以上も目を覚ましていないから。




「るぅとくん、おはよ!」

「莉犬…おはよう。」



僕の名前は"黄波 るぅと"。

そして今僕に挨拶をしてきたのは僕の友達の"赤城 莉犬"。
彼とは幼馴染で小学生の頃からの仲だ。


そうだね、親友っていってもいいくらいかな。



「毎日のように来なくてもいいんだよ?るぅとくん。」

「僕が来たいだけだからいいんだよ。」

「そっか。…A、おはよ!朝だよ!」



莉犬がそう言っても彼女は目覚めることは無い。



彼女は莉犬の妹だ。

そう、たった一人の妹。



"赤城 A"。それが彼女の名前だ。



「A〜、今日はみんな来てくれるから
起きたい時に起きるんだよ〜。」


彼女の頭を優しい手つきで撫でて
優しい目で彼女を見つめる莉犬。

妹思いの彼を僕はただ病室の外からそっと眺めた。



今は二人の時間が必要だよね。








ごめんね、莉犬。




莉犬は僕を恨んでるよね。


怒ってるよね。







僕があの時、Aちゃんを連れ出さなければ
こんな事にならなかったのに。





ごめんね、莉犬。



僕が悪かったんだ…






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▽→←▼ 事故



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めあり(プロフ) - ぽてちさん» ぽてちさん!覚えてますよ〜!お名前覚えとくって言ったじゃないですか〜w 読んでいただいてありがとうございます!結構メンバー共に辛いお話なんですけど、そんなに泣いてくださるなんて……本当にありがとうございます(;▽;) (2020年12月28日 7時) (レス) id: 9f1dd59455 (このIDを非表示/違反報告)
ぽてち - ぅふぅ…(泣)号泣しました…(泣)涙どばどば鼻水ぐちゅぐちゅ((です…(泣)いいお話ありがとうございました…(泣) (2020年12月28日 0時) (レス) id: b2d3651b15 (このIDを非表示/違反報告)
ぽてち - めありさん» めありさんこんにちはっ!めありさんの色々なお話読ませていただいていたぽてちです!覚えてるかな…覚えてるわけないか(・ω・`)今読んでるとこはページ6〜7くらいです()病院で電話を控える注意書きあって笑いましたwめありさんの作品ほんと好きです! (2020年12月28日 0時) (レス) id: b2d3651b15 (このIDを非表示/違反報告)
めあり(プロフ) - すとぷり好きさん» ありがとうございます!天才小説家なんて恐れ多いです…!読んで頂いて嬉しいです♪ (2020年7月9日 18時) (レス) id: 9f1dd59455 (このIDを非表示/違反報告)
すとぷり好き - ちょっと!めっちゃいい話でめっちゃ泣いたんだけど!天才小説家なれる!!!! (2020年7月9日 17時) (レス) id: 315fcda94b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:めあり | 作成日時:2020年6月24日 9時

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