第八十三話 ページ4
gr視点
gr「……んっ！？」
急に、先程とは比にならないほどの熱気を背中に感じた。
gr「な、何やアレ……！？」
振り返ると、大量の球体"達"が集まって一つの光になっていた。
俺はあまりの眩しさに目を腕で隠すと、そのまま光に包み込まれていった…………。
〜〜〜
gr「……ん…。」
？？？「あ、目ェ覚めたみたいやで。」
？？？「ホンマ？
思ったより早かったなぁ、もうちょい遅かったらそのままゾムに担がせてたわ。」
？？？「んふふw何や、惜しいことしたわw」
ぼやける視界が、徐々にはっきりと見えてくる。
硬い地面に寝転がっているはずなのに、なぜこんなに居心地が良いのだろうか。
きっと、このキラキラと輝くような木漏れ日、木々が擦れる音、鳥のさえずりなどの自然の豊かさではなく…………
こいつらの、暖かい声のせいだろう。
ut「もー、帰るよグルちゃん。」
ふにゃりと微笑みながら手を差し伸べる"青"。
tn「双剣は預かったからな。これ以上暴れられたら敵わんから。」
少し怒り気味に指摘してくる"赤"。
zm「なぁグルッペン！今度久しぶりに手合わせしようや！もちろん剣二本使ってええから！！」
楽しそうに声を弾ませる"緑"。
……あぁ、"アイツら"はやっぱりお前らだったんだな。
俺は大先生の手を掴み、立ち上がる。
そして歩き始める二人に手招きしながら声をかける。
gr「お前ら、こっちに来い。」
tn・zm「「？」」
トントンとゾムはきょとんとしながらも、特に疑うことなくこちらに近づいてきた。
ut「っん！？」
tn「っ！？」
zm「！」
俺は左手でトントンの、右手でゾムの肩を掴み、大先生の肩に自分の頭を置いた。
gr「…………ありがとうな。
独りにしないでくれて。」
ut・tn・zm「「「 ！！ 」」」
zm「……お礼は本気の
ut「え〜辞めてぇや！僕もうあんな怖いグルちゃん見たないわぁ！！」
tn「……そんなんええから、兄さんにはちゃんと謝るんやぞ？」
相変わらず殺意が高いゾムと、情けない大先生と、照れくさそうにするトントン。
…………暖かいなぁ……。
zm「(……守れて、良かった。)」
ut「(僕は色んな人に助けてもらった。だから今度は、僕が……。)」
tn「(当たり前やろ、俺らにとってのトップはお前だけなんやから……。)」
俺の想像以上に、それぞれの胸の内は熱いようだ。
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ひよこ。(プロフ) - 約3年ぶりにこの作品を読ませて頂きました。本当に面白くて主ちゃんもtn氏も可愛くてかっこよくて、我々国内の信頼度の高さやいろんな面の強さに感動！興奮！でした！！！本当に過去一大好きな軍パロです！ (2023年2月23日 21時) (
レス) id: 852489ddeb (このIDを非表示/違反報告)
ねこ(プロフ) - 大先生.......！！！！切ねえ！そういうの大好きです！！楽しく読ませて頂きました、ありがとうございました！ (2021年2月9日 13時) (レス) id: 0e99721aee (このIDを非表示/違反報告)
わんぱん - 一気読みしてきました！めっちゃ面白かったです！本編は勿論番外編のcino君の強者ムーブ面白かったです。素敵な作品ご馳走様でした*\(^o^)/* (2020年8月20日 16時) (レス) id: b542029aeb (このIDを非表示/違反報告)
ムノ - 私この作品見ながら夜中ずっと悶てるんですけどただの変人(元から)なんですけどヤバいトントンさんと夢主さんの両片思いなとことか国民とか国民とか国民とかが好き過ぎて辛い､好きです(唐突な告白) (2020年4月10日 0時) (レス) id: 979b6668ec (このIDを非表示/違反報告)
外ピ - 俺になるの最高に可愛いですありがとうございます。最後！niさん！もう、本当に、心臓が止まりました。なんてかっこいいの...この作品に1番ぴったりなのは、人生の主役は我々だっていう感じがします。とても長くなってしまいましたが最後に1つ。ｷｬｰﾄﾝﾄﾝｽﾃｰｷ (2020年3月6日 4時) (レス) id: 6c3752b497 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まるまるのし | 作成日時：2019年4月22日 20時
