第七十一話 ページ36
？？？「＿＿＿＿シッマ？」
突然聞こえてきた、耳慣れた声。
声のする方に振り返ると、そこにいたのは……
…鬱と、ショッピ様だった。
kn「！
おぉ〜！！大先生とショッピ君やないか！！
なんや、何か久しぶりな感じするな！」
コネシマ様も鬱達の存在に気づくと、満面の笑みを浮かべて心底嬉しそうにそう言った。
ut「はあぁ〜〜〜……！
ホンマ、久しぶりやけど…まず状況説明してもらおか？」
コネシマ様の変わらないお姿に、安堵したのか呆れたのか、鬱は大きなため息をつきながら額を手で抑えた。……嬉しそうにニヤけた顔は隠さずに。
そしてコネシマ様の安否を確認できたところで、次に気がかりだった現状況を報告させる。
それもそのはず。
城は事務員やメイドさん達が暴れたおかげで奪還出来たとはいえ、コネシマ様が敵を跪かせている状況は説明なしでは困惑する。
kn「あぁ、たった今俺に忠誠を誓ってくれてん！
ほら！挨拶せんかい！」
スパルタクスは「はっ」と短く返事をして立ち上がり、鬱達の前に立つと頭を下げてこう言った。
tk「将軍・スパルタクスと申します。
コネシマ様のご意向に感銘を受け、つい先程我々軍に入隊致しました。」
ut「ん？スパルタクスってどっかで………っあぁ！！確かバリ強いっていう奇襲隊のリーダーやろ！？シッマお前凄いやつ味方にしとんぞ！？」
kn「そうなん？」
名前を聞いて驚く鬱とは真逆に、キョトンとしているコネシマ様。どうやら自分がとんでもないことをしたという自覚がないらしい。
ut「せやぞ！？もう、ショッピ君からも言ってくれ…や……。」
鬱はショッピ様の方に勢いよく顔を向けると……言葉を失ってしまった。
＿＿＿ショッピ様は、泣いていた。
ut「……ショッピ君…。」
shp「っなん、ですか…。別に、泣いてなんか、なぃ…スよ…っ！」
ショッピ様は、ポロポロと溢れる涙を見られまいと手で顔を抑えながらそっぽを向く。
……ショッピ様は、コネシマ様が起きるまで一番傍にいたお方だった。暇さえあれば病室に行き、食事もろくに取らない日だってあった。
誰よりもコネシマ様を待ち望んでいたのは、きっとこのお方なんだろう。
ずっと望んでいたことが、今目の前で起きている。会いたかった水色の瞳に、また会うことが出来た。
それはショッピ様にとって、どれほど喜ばしいことか…。
ショッピ様のコネシマ様に対する思いを、垣間見た瞬間だった……。
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ショウノ - 都道府県マルチでの外道ちゃんのセリフが来たときに、叫びました。台詞要素が多くて、復習の成果が素晴らしいと思います！！ (2020年4月7日 20時) (
レス) id: 0f20d5c602 (このIDを非表示/違反報告)
ふうちゃん☆ - なんか大先生カッコよくない？怒り狂った大先生も好きかも…！ (2020年3月22日 23時) (レス) id: f19f81ecb0 (このIDを非表示/違反報告)
まるまるのし(プロフ) - ニナさん» コメントありがとうございます！！総統だからこそ、クセの強い国民をまとめられるんでしょう。気に入っていただけて嬉しいです！！ (2019年4月24日 12時) (レス) id: 99fe4741e4 (このIDを非表示/違反報告)
ニナ(プロフ) - シッマ起きてきて感動して泣いた(？)しかもその後に国民が強すぎて笑った。とりまめっちゃ好きです！ (2019年4月23日 20時) (レス) id: 0e6fc5e8be (このIDを非表示/違反報告)
まるまるのし(プロフ) - マリンさん» お久しぶりです、コメントありがとうございます！！また読んでいただいて嬉しいです！！ (2019年4月22日 20時) (レス) id: 99fe4741e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まるまるのし | 作成日時：2019年1月29日 22時
