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you.side
一ノ瀬先輩と、流星の唇が重なった
「え…」
目の前で失恋をした
「流星…」
終わった…
私は、泣きながら走って教室を出た
なんで、なんで、なんで
流星のこと、私の方がいろんなこと知ってるのに…
1番、一緒におる時間長かったのに…
でも、何より“おめでとう”って言ってあげられない自分に腹が立った
当てもなく走った
するとガシッと誰かが私の腕を掴んだ
小「Aちゃん！」
「小瀧くん…」
すると、ふわっと抱きしめられた
小「泣いてええよ？」
そっと頭を撫でられた
私は、小瀧くんにすがって泣いた
小「辛かったな…」
優しくされる度、涙が止まらなくなる
でも、流星、今日ぐらいは泣かせて？
明日はちゃんと、“おめでとう”っていうからさ
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作者名：あんず | 作成日時：2018年6月25日 7時
