好きに理由なんていらない【青】 (ページ7)

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Nozomu.side

やっぱりな、Aちゃんは流星のこと好きなんやな

流星、それ知らんで可愛いなんて言ったら、そりゃAちゃんも顔赤なるわな笑

濵「流星～、今日日直やろー？配って欲しいものあるから職員室きてやー」

流「えーめんどっ」

「どんまい」

貴「いってらっしゃい笑」

そして2人になった

「なぁなぁ」

貴「ん？」

「Aちゃんって、流星のこと好きやろ？」

貴「え！？」

「どっから声でてんねん笑」

貴「な、なんでわかったん！？」

え、待って、バレてないと思ってるん？笑

「いや、バレバレやで？」

貴「うそやん！気づかれてないって思ってた…」

「ま、流星はアホやから気づいてへんと思うけど」

貴「小瀧くん、このこと言わんといてな？」

「わかってるって」

お似合いやしな…

「応援しとるよ」

貴「ありがとう…///」

照れ笑いをするAちゃんに、心が痛んだ

なんでかって？

俺かて、Aちゃんのこと好きやし

中学の時やったかな？
俺が、廊下でAちゃんのハンカチ拾ってん
届けてあげなって思って、隣のクラスだったAちゃんに渡しに行った
Aちゃんは気づいてへんと思うけど、男子の中では可愛いって有名な子やった
俺、喋ったことなかったけど

「Aちゃんおる？」

そこには半分泣いてるAちゃんが出てきた
隣には、どイケメンな男が慰めてた
多分、それは流星やと思う

『だってー！流星がくれたハンカチ…あれめっちゃ大事にしとったのに…泣』

「あ、あの」

『ん？…あれ？それ！私のハンカチ！』

「あ、廊下落ちててん、届けにきた」

するとパーッと顔が笑顔になって

『ありがとう！ほんまにありがとう！！！』

その笑顔は、今でも忘れへん
あの笑顔に俺は一目惚れしてん
廊下に出ると、自然と君の姿を探して、いると目で追ってた

俺の初恋の人

で、今じゃ1番の理解者の流星

相手が流星って時点で叶わへんし、流星だから諦めた方がいいって思うんやけどな…

やっぱり俺に振り向いて欲しい…