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Nozomu.side
突然、誰かに連れていかれたAちゃん
連れて行った人は、見んでもわかった
「流星…」
追いかけようと思ったけど、やめた
自分の好きな人が、幸せになるのを応援できないなんて、みっともないやろ…？
悔しいけど、流星には勝たれへんねんな〜
「大好きやったで、Aちゃん…」
さよなら俺の初恋の人
ちゃんと幸せになってな
？「小瀧くん、ごめんね」
いきなり背後から声がした
「え、美月ちゃん…？」
そこには泣いたんかな？目が赤く、声が震えながら俺に謝る美月ちゃんがおった
「なんで謝るん？」
美「流星の背中押したの、私なの」
「そうやったんや」
美「ほんとにごめん」
「ええねん！笑 Aちゃん、流星の方がお似合いやし」
美「ありがと…」
「でも、なんで美月ちゃん泣いてるん？」
美「私…流星のこと好きだったんだ」
「そう…やったん…？」
美「でもさ、Aが相手じゃ敵わなかったよ」
「美月ちゃん、強いんやな」
だって、俺やったら好きな人を自分から手放すことなんてできひんもん…
奪われる方がまだ増しやで
「泣いてええで？俺の胸、貸したるから」
美「小瀧くん…」
「失恋した同士、頑張ろうや」
美「うん」
その日、俺らは涙を流し、明日から2人のこと祝福してあげようってなった
美「小瀧くんも泣くことあるんやね」
「うっさいなー！別にええやろー！」
美「男泣き、初めて生で見た！笑」
「おま！ばかにしてるやろ！」
美「別に〜笑」
「美月ちゃんの顔やって、なかなかやったで」
美「それ女子に言っちゃいけないやつ…怒」
「ごめんって！冗談やから！な？な？怒らんといて！」
美「ははは笑笑」
流星とAちゃんは、俺らが立ち入れないほどの絆があって、到底敵わん
だから、キッパリ諦めて応援する
で、俺らはまた新しい恋を探すために一歩を踏み出した
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作者名：あんず | 作成日時：2018年6月25日 7時
