好きに理由なんていらない【青】 (ページ14)

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Mituki.side

「やば、忘れ物…」

渋々、学校に戻ると教室から揉めてるような声が聞こえた

「もぉ、急いでんのに…」

こっそり中を覗くと、Aがいた

「誰と話してるんだろ？」

すると、背中しか見えなかった人の横顔が見えた

「い、一ノ瀬先輩！？」

なんであの2人が話してるの？

一「なんであんたなんか…」

ってことは、流星は一ノ瀬先輩は好きじゃないってこと？
なのに付き合ってるの？え？どゆこと？
わけわかんないんだけど

ガシャーーーン
音を立てて倒れる机とA

「ちょ！何して…」

すると一ノ瀬先輩がドアに向かってきた

「やば！？」

私は、急いで隣の教室のドアに隠れた

なんで、なんで？流星はどうして一ノ瀬先輩と付き合ってるの？
Aが好きなんでしょ？だったら、なんで違う人も付き合うの？

流星って、そんな女癖悪いの？
そんな人だと思わなかったけど…

「直接話聞いた方が早いな…」

私は、流星に連絡をした

《ちょっと話があるんだけど》

流《なに？》

《学校の近くのカフェ来て》

流《え？あ、おん、わかった》

Aを傷つけるなんて、いくら流星でも許さないよ、ほんとに