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you.side
あれから数日が経った
あの日以来、流星とは喋ってない
小「なぁ、A」
「んー？」
小「今日、帰り一緒に帰らへん？」
「うん、ええよー」
ほんとは流星と帰りたいけどね
小「俺、掃除当番やから待っとって！」
「おん！」
みんなが帰った教室は静かやった
するとドアが開いた
「こた…一ノ瀬…先輩？」
そこには一ノ瀬先輩が立っていた
一「あなたがAちゃんか〜」
「あ…はい」
一「ねぇ、正直に答えてね？」
「はい？」
一「流星のこと好き？」
え…なんでそんなこと聞くん…
「関係ないですよね…」
一「関係あるから聞いてるんだけど」
「え？」
一「流星さぁ、Aちゃんのこと好きなんやってよ〜」
「え？でも、先輩と…」
一「うん、私と付き合ってる」
流星が私のことが好き？
でも、付き合ってるのは一ノ瀬先輩？
とういうこと？
一「私さぁ、あんたのこと嫌いなんだよね〜」
「え？」
一「あたしより可愛くないくせに、学校1って言われる小瀧くんとか藤井くんと一緒にいるじゃん？」
一「なんで、あんたみたいなブスがモテるわけ？なんであたしじゃないのよ！」
すると、私に掴みかかってきた
一「私が好きだった流星まで、AAって、なんなのよ…」
「そんなの…わたしには…」
一「ほんっと気にくわない。あんたに流星なんか不釣り合いよ」
「そんな…」
一「これだけ言っておくわ」
一「流星は、絶対渡さないから」
そう言って、私の胸ぐらを掴んだ手を思いっきり押した
ガシャーンと音を立てて倒れた机
私はバランスを崩して床に崩れた
フッと鼻で笑った一ノ瀬先輩
怖かった…素直に…
すると入れ違いに小瀧くんが入ってきた
小「どないしたん、A！」
「ちょ、ちょっと転んだだけやから…」
誰にも言えない…
言ったら、流星が何をされるかわからないから…
この時、廊下で美月ちゃんがいることに気づかへんかった
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作者名：あんず | 作成日時：2018年6月25日 7時
