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近くにいた看護師に聞いた
「慎太郎は…慎太郎はどこですか」
すると、誰かが私を呼んだ
「Aちゃん！」
声の主は、慎太郎のお母さんだった
慎太郎のお母さんの目は赤く腫れ、泣いたのがわかった
「慎太郎…慎太郎は？どこなんですか」
そう言うと、私を案内してくれた
連れてこられたのは…ICU…
恐る恐る入ると、たくさんの管に繋がれた慎太郎の姿があった
「しん…たろ…？？」
声をかけても反応はない
話を聞けば、命に別状はないが、頭を強く打ったために記憶障害になっているかもしれない…と
私は泣き崩れた
最後にみた慎太郎は、私をかばっていた
私のせいで…私のせいで……
それから何日も、目を覚まさなかった
でも、そんなある日慎太郎が目を覚ましたと、慎太郎のお母さんから連絡があり、急いで向かった
病室の外から聞こえる慎太郎の声
慎「ごめん、母ちゃん」
よかった…記憶なくなってないんだ…
安心して慎太郎の方に向かった
「慎太郎？大丈夫？」
返答はない
困った顔で私を見るだけ
「慎太郎…？」
すると、慎太郎が言った
慎「ごめんなさい、知り合いですか？」
覚えてないの…？
慎太郎のお母さんが言った
母「Aちゃんのこと覚えてないの！？」
慎「A…A…」
「嘘でしょ…」
慎「俺、なんでここにいるのかも、今まで何してたかも覚えてなくて…」
慎太郎の記憶は、家族と自分のことについての記憶しかなく、私のことを覚えていなかった
私は病室を飛び出した
母「Aちゃん！！！」
追いかけられても、足を止めることなく、私は外に飛び出した
慎太郎が、次の日病室に来た
看護師の人に車椅子を押してもらっていた
看護師の人にお礼を言い、看護師の人は病室を後にした
2人になり、慎太郎が気まずそうに私をみた
慎「あ、あの…」
「……」
慎「俺、君とどういう関係…なんですかね」
「なんでそんなこと…聞くの…」
他人のような口調で、それでも目の前にいるのは間違いなく結婚の約束をした彼で…
整理がつかなかった
慎「僕、思い出したいんです」
「え…？」
慎「あなたの名前も、顔も、どういう関係なのかも覚えてないんです…だけど！なんか、なんとなく、思いださなくちゃいけない気がするんです」
慎太郎は、優しい…
こんな時でも、私を気遣ってくれるんだ
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あんず(プロフ) - 結依さん» 誤字ってました（汗） 申し訳ありません！！！ ご指摘ありがとうございます！ (2020年3月27日 23時) (
レス) id: fc9e1decc7 (このIDを非表示/違反報告)
結依 - 続けてのコメントですみません(>_<) これ正しくは寝ていたところを邪魔されてかもしくは 邪魔されたからかではないんでしょうか？ (2020年3月5日 18時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
結依 - まだまだ早いですがこんばんは(*^^*) はじめまして。 いきなりすみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 Hokutoのここの部分 整った顔に、甘い声、寝ていたところを邪魔されてからか不機嫌そうに私を見る (2020年3月5日 18時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます！！！嬉しいです！！ (2020年1月13日 22時) (レス) id: 57dcec1c2d (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - SixTones北斗君と大我君と樹君のオール担当です最高です (2019年9月19日 19時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんず | 作成日時：2019年6月10日 18時
