○あの頃。 ページ7
「たいちゃんの制服ってどんなだった?」
藤「どしたの?急に」
「んー?ちょっと気になったの」
私の同期の子が彼氏の学生だった時の制服を見て
すっごくいいと思った、なんて話をしてたから、
きっとたいちゃんも素敵なんだろうな〜って。
「ブレザー?それとも学ラン?」
藤「んーブレザーだったかな」
「へぇー!似合いそうだよね!たいちゃんなら」
藤「はははっ!Aは?」
「私はねー、セーラーだった!」
藤「へぇー、似合うね絶対」
「んふふ」
ぜーんぜん自分の制服姿なんて覚えてないけど
たいちゃんが言ってくれるならきっと似合ってたんだろうなぁ。んふふ。
藤「ないの?写真」
見てみたい、なんて言われたけど
アルバムとかはぜーんぶ実家に置いてる。
「アルバムになら載ってるんだけど実家だなぁ」
藤「そっかー、残念だな」
「ごめんね?」
藤「ん?全然大丈夫。また見れる機会あったら見せてね」
「うん、もちろん!」
今日の夜はたいちゃんのブレザー姿を
想像して寝ることにしよーっと!
(たいちゃんのブレザー、たいちゃんのブレザー!)
(Aのセーラーかぁ…ふふ。)
112人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:たまゆう | 作成日時:2017年12月25日 1時