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藤「…んんっ、ふぁ〜」
「え?え?」
大きなあくびをした彼に何て言ったらいいかわからなくて
ドギマギする私。
「何が、起こったの…?」
藤「ん?付き合ったの、俺ら」
「え、っと…」
藤「ん?ふふ、わかんない?」
そう言って起き上がって私の唇にチュッて。
突然のことに固まってる私にふわっと笑って
ぎゅっと抱きしめる。
藤「こういうこと」
「え、う、ん」
藤「これからよろしくね?」
「う、ん」
またふふって笑った太輔くん。
それから時は経ち。
「たーいちゃん!朝だって!」
藤「んー」
あの頃と変わらない大きなあくびをして
むくっと起き上がった。
一瞬ニヤッと笑ったかと思うと、
グイッと腕を引っ張られて
ベッドに引きずり込まれる。
「わぁ!何してるの!?」
藤「ん〜?寝起きのAセラピーしてるの」
首の辺りをすんすん匂って、ふふふって笑う。
呼び方が太輔くんからたいちゃんに変わった今も
変わらず私に優しくて甘い彼が大好き。
(ずっと変わらないでいてほしいな〜)
(Aセラピー…)
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作者名:たまゆう | 作成日時:2017年12月25日 1時