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○5 ページ12

藤「…んんっ、ふぁ〜」


「え?え?」




大きなあくびをした彼に何て言ったらいいかわからなくて

ドギマギする私。





「何が、起こったの…?」


藤「ん?付き合ったの、俺ら」


「え、っと…」


藤「ん?ふふ、わかんない?」




そう言って起き上がって私の唇にチュッて。



突然のことに固まってる私にふわっと笑って

ぎゅっと抱きしめる。





藤「こういうこと」


「え、う、ん」


藤「これからよろしくね?」


「う、ん」





またふふって笑った太輔くん。





それから時は経ち。






「たーいちゃん!朝だって!」


藤「んー」




あの頃と変わらない大きなあくびをして

むくっと起き上がった。




一瞬ニヤッと笑ったかと思うと、

グイッと腕を引っ張られて

ベッドに引きずり込まれる。






「わぁ!何してるの!?」


藤「ん〜?寝起きのAセラピーしてるの」





首の辺りをすんすん匂って、ふふふって笑う。







呼び方が太輔くんからたいちゃんに変わった今も

変わらず私に優しくて甘い彼が大好き。







(ずっと変わらないでいてほしいな〜)


(Aセラピー…)

たまゆう。→←○4



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作者名:たまゆう | 作成日時:2017年12月25日 1時

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