みんなの彼。私の彼。【T.Fujigaya】

○恥ずかしい。 ページ8

「そ、そうです…」


藤「やっぱりね〜」





手を離してあたしの頭を撫でる。






「だって、最近…」



下を向いて自分の体を見る。





藤「は？どこがだよ」


「え！お、お腹とか、腕、とか…っ」


藤「気にしすぎ〜」



あたしの髪の毛をわしゃわしゃと撫でて

ふふふって笑う。



藤「どんなAでも、俺は好きだよ？」


藤「それに…」




ふって小さく笑って、



藤「全然わかんない」


「え？」


藤「だから、太ったとかわかんないの」




だから、いいでしょ？

って笑ってあたしにそう言った。



太輔の笑顔に釣られて、あたしも笑う。





藤「笑ってるのが1番可愛いよ」



ほら、行こ？

ってあたしの手を握って

お風呂場に向かう。






「さ、先入ってるねっ」


藤「ん？脱がせてあげるのに」


「ば、ばかっ！」



あたしがそう言うと、ふはって笑った。



ほんとに、人の気も知らないでっ！






「ふぅ…」


藤「入るよ〜」


「あ、うん」




湯船に浸かって、すぐ、

太輔が入ってきた。

○入浴剤。→←○お風呂。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す