○お風呂。 ページ7
ありえない金額の支払いをして
お店をあとにする。
「ごめんね、こんな高いとこ」
藤「いいんだよ。俺が食べたかったんだから」
ふふって笑って、あたしの頭をポンポンした。
安心する、大きな手。
でもほんとに申し訳ない。
「次は、あたしが出すね」
藤「いいよ。これぐらいさせてよ」
いつも何にもしてないんだからって。
そんなことないと思うんだけど。
優しく笑った太輔につられてあたしも笑う。
家に着いて
お風呂の準備。
「沸いたら先入ってね」
藤「一緒に入ろ」
「えっ」
そう言ってあたしの手を握った。
藤「嫌?」
またこの顔。
悲しそうに眉毛を八の字にさせて
首を傾げる。
「い、嫌じゃない、けど…//」
藤「けど、何?」
「えっ、と…」
恥ずかしいからって言ったって
入っちゃえば一緒だよ、って
そのまま強制連行されるに決まってる。
「えっ、と…」
藤「なんだよ〜」
握ってるあたしの手をぶんぶん振る。
藤「あ、わかった」
「えっ?」
何も言わずに下を向いてるあたしに
そう言った太輔。
わ、わかったって何が?
藤「恥ずかしいだけでしょ?」
「へっ」
はい、図星〜って顔してるあたし、今。
そんなドンピシャで当てられて
隠す方が難しいと思う。
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由貴(プロフ) - こんばんは凄く良いですね!!続きが気になります!! (2015年7月29日 20時) (レス) id: bf39404b50 (このIDを非表示/違反報告)
たまゆう(プロフ) - KANNAさん» ありがとうございます!!頑張ります!(^^) (2015年6月26日 23時) (レス) id: a3896919f8 (このIDを非表示/違反報告)
KANNA(プロフ) - むっちゃ面白いです.+*:゚+。.☆更新、ふぁいとーまですっ!!ヽ( ´ ▽ ` )ノ (2015年6月26日 23時) (レス) id: b4f09b9b9f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たまゆう | 作成日時:2015年6月18日 0時