みんなの彼。私の彼。【T.Fujigaya】

新居。 ページ4

結局、




藤「お邪魔しまーす」


「自分の家じゃん笑」





自分たちの部屋を借りて住むことに。



しゅんとした太輔の顔を見たら

嫌だ、なんて言えなくて。





藤「ん〜！新居って感じ〜」


「賃貸だよ？笑」


藤「賃貸でも新居じゃん。俺らからしたら」


「まぁ、そうだね」




嬉しそうにニタニタ笑ってる

太輔の顔を見て、あたしまで頬が緩む。



ほんとに嬉しいんだなぁって。






「ご飯、食べる？」


藤「ん？もう時間も時間だし、食べに行く？」


「え、でも…」


藤「いいの、気にしなくて〜」



ほら、行こ行こってあたしの手を取る。



カバンを持って、玄関の鍵を閉める。




チャリって手の中で鳴る家の鍵を見て

自然と頬が緩む。






藤「なーに笑ってんの〜？」


「え！笑ってないよ！」


藤「何想像してんの？笑」


「何にも想像してません！笑」



あたしのほっぺたを空いてる手でツンツンする。




何か、甘すぎてこっちが恥ずかしくなる。

○甘ったるい。→←嫌？

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