みんなの彼。私の彼。【T.Fujigaya】

甘えた。 ページ2

藤「いや、びっくりさせようとしてやったんだけどさ、

逆にびっくりさせすぎたって感じ？」


「…は？」




感じ？じゃねーよ。


本気で泥棒だと思ったのに。






藤「でもよかったね。泥棒じゃなくて太輔で」



んふふって笑いながらあたしの頭をポンポン。


まぁ、よかったっちゃあよかったのかな。




だってずーっとここ最近会えてなかったから。








「太輔」


藤「ん？」


「おかえり」


藤「ふふ、ただいま」




ギューッて太輔に抱きついてそう言った。


太輔の胸に頭をグリグリする。




藤「なに？今日は甘えた？」


「…違う」


藤「ふふ、そういうツンデレなとこも好き」


「うっさい」


藤「はいはい」




そう言ってあたしの頭をポンポンする。




何気にこういうのが好きだったり。

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