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深夜3時



prrrrr...



「なんかあったか」
『A様、お力を…』



壬生家は、血縁関係が無くても素質があり本人が希望して当主に承認されれば壬生家に所属することが出来る。

そして壬生家は対呪詛師に優れている
というか、対呪詛師特化とも言いきれるかもしれない

それは俺だけではなく俺の部下達も対呪詛師に優れている

高専、御三家、呪術師のネットワーク、それから個人的な依頼。
それらから呪詛師討伐案件が舞い込んでくる。

これは“壬生家当主”の仕事。
“一級呪術師”としては仕事ではなく任務として呪霊も祓う。





「詳細。場所はGPSで送れ」
『…実は仕事の依頼、というか救援なんです。』




黒いジャケットを羽織り、歩き出した足が一瞬止まる




「救援…どういう事だ」
『前から張っていた奴らが動きまして…奴らの行動が危害を加えようとしたところを目撃し、阻止しようと善戦中だと連絡が入りました』




善戦中、ね
これ実際は厳しいんじゃねぇか



「分かった、場所ありがとな」



バイクのキーをクルリと回してキーを挿す
夜中とはいえ都会の喧騒が気にならないくらい頭の中はクリアだ





「…手遅れ、かもしんねぇな」




いつだって呪術師は死と隣り合わせだ
仕事が来る度に俺の部下は遺書を書いて俺に渡してくる。
いつだって死ぬ覚悟をして仕事に臨む

そして簡単に死なないであろうボスに遺書を託す


託される方はたまったもんじゃないが。





「ここだな」




バイクを少し離れたところにとめて着いたのは少し開けた河川敷
夜中は暗くて誰も近づかない




そこに横たわる人間





「…車、寄越せ。手遅れだ」
『!……了解です』




確かコイツは嫁が居たな、子供は居ないはずだ
遺体は見せない方がいい。



だってこれは、人間の形をしていない
煙草を吹かせながら吸っても落ち着かない胸騒ぎに違和感を覚えた




「待て、俺がいいと言うまでこっちに来んな」
『分かりました。』





確かに呪詛師はいた、それも相当腕の立つ。
でもそいつの仕業じゃねぇ




「確か…呪霊とつるんでる奴がいるって言ってたな」




背後に気配、反射で飛び避けた




「大っ正解!!」




ツギハギの呪霊、コイツ建人の言ってた奴か!





「ね、ちょっと遊んでよ」
「いいぜ、遊んでやんよ」





建人によると触られたらアウトらしい
こっちだって触ったら終わりの術式だ





さてと、久しぶりの呪霊相手にどれだけ善戦出来るかな

5→←3



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設定タグ:呪術廻戦 , 男主   
作品ジャンル:アニメ
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雪マカロン - 面白いです!更新頑張ってください! (2021年3月4日 18時) (レス) id: c9091179e7 (このIDを非表示/違反報告)
Pなつ(プロフ) - ぽんさん» すみません!忘れていました。今後気を付けます、教えてくれてありがとうございます! (2021年2月16日 1時) (レス) id: 858f440854 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:わわん | 作成日時:2021年2月14日 17時

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