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伏黒side





運転席には伊地知さん、助手席に壬生先生
そして後部座席には俺と虎杖



…じゃなくて、




「なんで壬生先生いんすか」
「あ!それ俺も思った!伏黒は知ってんのかなーって思ってた」




今回の任務は俺と虎杖で人気のない山奥に祀られている呪物の確認だ
状態が悪ければ回収して高専で保管し、変わった様子が無ければ呪符を貼って呪力を抑えるだけ

呪符の効果が薄れてきて呪霊が寄ってきている確認が取れたので、低級の呪霊を何体か祓いつつの任務だ。



壬生先生の引率の予定なんて聞かされていない





「お前らの邪魔はしねぇよ、ただ単に山奥に用があるだけだ。」
「仕事じゃなくて、せんせーの私用?」
「あぁ、伊地知を足にして悪ぃな」
「いえ!お気になさらず!!」




支給されたタブレットで任務内容を見ながら、これなら暗くなる前に高専に着きそうだと目星をつけた








ちりん







「?鈴の音…」




突然鳴った鈴の音に気味の悪さを感じる
それは虎杖にも伊地知さんにも聞こえているようで車内を見渡す。


鈴なんて誰も持っていない






「伊地知、飛ばせ」
「は、はい!!」





言葉の通り車を飛ばし始め、あっという間に山の入口に着いた





「先生、鈴の音ってなんか関係あんの?」




伊地知さんに帳を降ろしてもらい山に足を踏み入れる。
鈴の音はさっきより間隔が短く聞こえるようになってきた



「お前らには害はない、これが俺の私用だ」
「!壬生先生、呪われてますよ」
「え!?うっそ、マジ!?」



壬生先生にまとわりつく呪いが重く陰鬱だ
一体いつから…さっきまでは呪いを確認出来なかったのに



「そりゃ、あんな熱烈な言葉貰ったからな」
「熱烈って…え?俺全ッ然話わかんねーんだけど!」
「鈴の音と関係があるんですか?」



ちりん。
また音が鳴る、耳を澄ませば壬生先生の近くから聞こえてくる



「まぁ、鈴の音が鳴る間隔が短くなる程呪いは強く重くなる。放っておくと重さに耐えきれず圧死ってところだな」



くつくつと笑いを噛み締めて目を細める姿は、今この自分に起こってる状況を楽しんでいるように見える






……全く笑える状況では無い事に俺も虎杖も気付いている





「さてと、お前らは自分らの任務をしっかりこなせよ。」









____


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(早く渋谷事変書きたい…)

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設定タグ:呪術廻戦 , 男主   
作品ジャンル:アニメ
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雪マカロン - 面白いです!更新頑張ってください! (2021年3月4日 18時) (レス) id: c9091179e7 (このIDを非表示/違反報告)
Pなつ(プロフ) - ぽんさん» すみません!忘れていました。今後気を付けます、教えてくれてありがとうございます! (2021年2月16日 1時) (レス) id: 858f440854 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:わわん | 作成日時:2021年2月14日 17時

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