馬鹿田高校の転校生 (ページ12)

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10話ページ12

貴方side

麗華「素敵でしょう？」

小百合「お金の事は気にしなくていいから」

貴「一切気にしてねぇよ(小声」

真奈「ご挨拶代わりよ」

達也「は？」

沙耶「下見に来た時はどうなることかと思ったわ」

～下見～

沙耶「これって現代アート？」

真奈「大変！」

文恵「？」

真奈「皆大変なの！」

麗華「おトイレにお便座が無いの」

真奈「ウォシュレットも付いてないし」

沙那「どういうこと？」

小百合「ん～、もしかして和式トイレって言うものじゃないかしら？」

杏「和式トイレ？」

文恵「ﾊｧ」

『おトイレの全交換』

小百合「ここ倉庫じゃないの？」

真奈「ｺﾞﾎｯ...ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ...
　気分が」

沙那「これが机なの？」

香「信じられない！」

麗華「ん？
　キャーーーー
　何これ！？」

杏「え？
　うぁっ！」

沙那「！？」

麗華「やだ！」

杏「回さないで！」

真奈「いや！」

文恵「はぁ」

『ゴミの撤去』

～教室～

沙那「全部カトレアの物を揃えて貰ったのよ？」

まじで要らない

小百合「らしくなったよねぇ」

馬鹿田「何やってんだよ！」

馬鹿田「勝手にすんな！」

そうだ！そうだ！

達也「ここにあったのはどこやった？」

文恵「ゴミなら捨ててもらったわ」

は？
まさか、

哲也「机は？」

沙那「捨てたけど？」

マジかよ・・・

聡「はぁ？」

真奈「新しい机素敵でしょう？」

全然？

達也「てめぇら！
　馬鹿か？」

麗華「てめぇら？」

これだからお嬢様は

小百合「あなた達って意味よ」

あ、知ってた

達也「あんたらにとってはただのゴミかもしれない
　けど、俺達にとったら大事なもんなんだよ！」

馬鹿田「そうだ！」

小百合「何が気に入らない訳？」

全てだよ！

達也「だから、その、つまり、大事だからだよ！」

達也笑

哲也「理屈じゃねぇよ、金で買えねぇもんもあんだろ？」

哲也無駄だよ、金で解決してきた奴に言っても

達也「そうだよ、俺らの机には馬鹿田の魂があんだよ！」

どうせ伝わんねぇだろ

馬鹿田「そうだ！」

沙那「全然分からないわ」

ほら見ろ

馬鹿田「あ？」

誠「馬鹿にすんじゃねぇぞｺﾞﾗｧ」

ユウキ「何様のつもりだｵﾗｧ」

沙那「私達はここを理想的な学校に作り変えるために選ばれた選抜メンバーよ！」

達也「はぁ？」

哲也「どうして俺らが変わんなきゃいけねぇんだよ」

祥平「そうだよ！
　新入りはなぁ、先輩の言うことを聞くのが礼儀だろ！」