【ﾌｧﾝﾀｼﾞｰ】まだ題名は決まっていません

第34話　誘拐の理由 ページ36

会議室に私達は集まった
みんなは押し黙り、まるで誰もいないかのような、静かな雰囲気が空間を包んでいる

はぁ…
しかし、作戦会議といってもどこからしていいのやら

まず、この件には疑問がありすぎる

グリモアはどうやって誘拐されたのか
あの黒電話はどうやってつながったのか
犯人の目的は何なのか
…など

私が、頭の中で疑問をめぐらせていると、

「ねぇ、」

と、落ち着いた表情のノアが口を開いた

「そもそも、のところからいきましょうよ」
「そもそも？」
「えぇ、そもそもなぜグリモアは誘拐されたのか」

確かに…それはそうだ
なぜ、だろう？
私は、頭をフル回転させ、理由を考える

グリモアを誘拐して、何の利益があるのか…

ふと、リートとアネラがグリモアとケンカしているであろう場所へ向かっているときの
会話を思い出した

・・・
『ねぇ、リート。
　グリモアは魔力を持っていないの？』
『グリモアは魔力を持っていないよ』
『じゃあ、なんでアレンと同じぐらいの人間なの？』
『それは、グリモアがアレン様の実の妹だからだよ。
　でもその存在は世間に知られてはいない。グリモアはいつも一人だった
　このことは城の者しかしらない』

そしたら、"鏡"のような存在らしい、よくわからない人がこう言ったのだ

『リート様。国家機密をよそ者に教えるとは
　どういうお考えで？』
・・・

「あっ…」

私は思わず声をあげた

このグリモアの特殊な立場が理由かもしれない…

第35話　誘拐の理由２→←第33話　誘拐

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーカラー

あずきいろ

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

面白い？食べ物

ホ モ弁のポテト＆ビーフカレー味のジャーキー味の元←意味不明Σ（ﾟдﾟlll）

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す