ぼっちはつらいよ ページ38
「煉獄先生ー!ここに置けばいいですか?」
「あぁ!ありがとう!!」
キャッキャッしている先輩方を横目で一瞬だけ見て、持っていた資料を棚に戻した。
社会科準備室なうである。
よし、これでミッションは達成した。
やったね!!
もう一度先輩方を見ると何やら雑談が始まっていた。
わぁ、先輩方めっちゃ乙女な表情だ。可愛い。
……帰っていいかな。
一人でぽつんと突っ立ってるのしんどいし。
「では私はこれで」
「む!待て環少女!!!」
回れ右をして一歩踏み出した時に煉獄先生が叫んだ。
……待てとは??????
「すまない、彼女に話があるんだ。二人とも少し席を外してくれ」
何ですか!?!?!?!?
先輩方がぽかんとして私を見る。
それから二人は謎に目配せして社会科準備室を去っていった。
いやあああ!!!!
絶対あれだ!!あの女シメるぞ的なあれだ!!!!
怖い怖い怖い怖い。
なんてことしてくれるんだ炎柱コノヤロウ様!!!!
炎柱様もとい煉獄先生の方を勢いよく振り向く__。
ダン!!!
物凄い衝撃に反射的に目を瞑る。
目を開けて横を見ると誰かの__いや、煉獄先生の腕があった。
おや…これは壁ドンとやら……ですかね。
見間違いでなければ若干土埃舞ってるのですが、どんな力で壁ドンしたんですかね……。
こわ……馬鹿力は健在なんです????
私が現実逃避に夢中になっていると、煉獄先生が口を開いた。
「また怪我をしたそうだな」
「……え?あ、はい」
どの怪我のことですか???
腹ですか?頭ですか?
「えっと、それが何か…?」
思わずポロッと口から出た。
やべ、いやでも本当にそれが何か???
煉獄先生は私の言葉に目を見開いた。
そしたら体が前に引き寄せられて、おでこに何かがぶつかった。
「嫌なんだ」
あ、れ。
どんな状況か理解した途端、顔に熱が集まった。
「君は、痛いのは得意ではないだろう」
「なら傷つく必要はないんだ」
なんか言われてるけど全然頭に入ってこない。
いやいやいや、ちょっとまって??
こ、これもしかしなくても抱きしめられてます???
「君が傷つく所をもう見たくない」
ヒョオッ!?!?!?
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彩羽_Iroha.(プロフ) - 雛子さん» そうだったのですね…!教えて頂きありがとうございます!これからも応援しています!良かったら仲良くさせていただけませんか…?m(*_ _)m (2019年11月5日 0時) (レス) id: 5b9a02ba17 (このIDを非表示/違反報告)
雛子(プロフ) - 彩羽_Iroha.さん» ありがとうございます!背景画像の水玉模様のことでしょうか??デザイン設定の背景画像で選んでます!これは2ページ目にあります〜 (2019年11月4日 18時) (レス) id: 3004313f3e (このIDを非表示/違反報告)
彩羽_Iroha.(プロフ) - こんにちは!はじめましてです。内容も最高でした、やっぱりキメツ学園いいなあ〜。ちなみになんですけど、背景のやつってどうやってますか、? (2019年11月1日 23時) (レス) id: 5b9a02ba17 (このIDを非表示/違反報告)
雛子(プロフ) - 鬼滅Loveさん» 笑ってくださって嬉しいです(照)頑張ります!! (2019年9月2日 23時) (レス) id: 3004313f3e (このIDを非表示/違反報告)
鬼滅Love - え?なんですか?最高すぎません?笑いすぎてお腹痛いです!続きが早く見たいです!頑張ってください。 (2019年9月1日 23時) (レス) id: 001f58aed0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雛子 | 作成日時:2019年8月7日 16時