第四十二訓 ページ43
Aside
昼ご飯にありつけた私は満腹感に幸せを感じながらテーブルに珈琲が運ばれてくる。目の前のテーブルの上には珈琲が三つとチョコレートパフェが一つ。あ、このチョコレートパフェは坂田さんのらしい。
そして「ジャンボラーメンお待ち」と店員のおじさんが置いたジャンボラーメン。
ん…?…ジャンボラーメン?
「か、神楽ちゃんまだ食べるの!?」
神楽「私の胃袋は宇宙ネ。こんなのよゆーヨ」
たしかに美味しそうなラーメンだけど…先程昼ごはんと言って空皿を積み上げていた気がするけど。
「ま、まじか。私も真選組の中では結構食べるほうなんだけど…神楽ちゃんには敵わないなぁ」
しかもそのラーメンを3分で完食しないといけないとの事。もはや食べるというよりラーメンを飲み込んでいく神楽ちゃんを見て私は何故だか感動した。その食べっぷりに。
「すっ…凄いよ神楽ちゃんっ!全然真似できないよ!!めっちゃかっこいい!私も頑張るよ!」
銀時「頑張らんでもええわ」
神楽ちゃんを見て興奮していると額に走る痛み。
それは坂田さんからのデコピンだった。
土方さんのゲンコツも痛いけど、坂田さんのデコピンも中々痛い。
「いだい…です。坂田さんひどいっ」
新八「ちょっと銀さんなにやってるんですか」
銀時「わ、悪りィ。つい癖みたいなもんで…大丈夫か?」
坂田さんが慌ててグラスを握り、尻部分を私の額に当ててくれた。冷んやりしていてヒリヒリしたおでこが気持ちいい。
「ありがとう…ございます?」と急な優しさにドギマギしてしまう。…やられた側なのに。
私はグラスを受け取って自分で冷やす事にした。
新八「癖ってなんですか癖って。どんな癖ですか」
銀時「いやぁ…うん、悪りィ」
新八「銀さんが反省…!?ど、どーしたんですか!?ほんと変ですよ」
坂田さんも反省してくれてるし、あんまり責めたら可哀想な気がする。今更デコピンぐらい全然へっちゃらだし。寧ろいつもそれ以上なわけだから可愛いもんだ。
「新八君これぐらい本当に大丈夫だから。坂田さんもそんなに落ち込まないで!私全然平気なんで!むしろ慣れてるんで」
銀時「いや、慣れちゃダメだろ」
新八「いや、慣れないでください」
「息ぴったりじゃん!」
坂田さんと新八君の声が息ぴったりでシンクロした。
仲良しさんだ。
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迷い猫(プロフ) - なみさん» お返事遅れてももも、申し訳ないです!!!なみ様読んでくださってありがとうございます。いやいや、最高だなんて…逆に読みづらくないですか!?大丈夫ですかね?ガクブル またお暇な時でも読んでやってください(土下座)コメントありがとございました!! (2022年6月6日 18時) (レス) id: b045a615ae (このIDを非表示/違反報告)
なみ(プロフ) - この小説の表現好き〜♥️♥️甘いスチュの時、乙女心のある表現があるとこっちまでキュンキュンしちゃいます!!(*´▽`)めちゃ好みの合う小説見つけたぞー!最高っす作者さん!!ありがとう!! (2022年5月29日 9時) (レス) @page31 id: 617d92d894 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:迷い猫 | 作成日時:2021年11月28日 20時