第四十一訓 ページ42
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かぶき町にある一店のファミレスに連れられて来たA。
先にファミレスについていた3人は銀時が連れてきた女の人に驚きつつも一緒に食事をする事を了承してくれた。
新八「今更ですけど…その人誰ですか?」
銀時「警察」
新八「け、警察ゥ!?」
神楽「けーさつってアレあるか?税金泥棒」
銀時を挟む様に神楽とA。
向かいの席に新八とお妙が座っていた。新八の質問に幼馴染と答えようか悩んで、出てきた適当な回答を銀時が口にする。
「警察は警察ですけど…ちょっと違くて」
お妙「それでもこのろくでなしに相談するよりよっぽど心強いわ」
銀時「おぃおぃ…それどーゆう意味だっつーの」
お妙「そのまんまの意味ですよ?銀さんに相談するより現役の警察官に相談する方がよっぽど頼りになるもの。それに民間人の相談を聞くのは警察の義務…よね?」
(あ、圧が…圧がすごいッ )
向かいに座るお妙はAの手を握って微笑む姿に頬が引き攣る。お妙から感じる凄まじい圧。断るのを許さない強烈な圧。「わかりました」と首を縦に振る事しかできなかった。
お妙「嬉しい!私、志村妙です。この子は弟の」
新八「はじめまして。志村新八です。えっと…」
「あ、ごめんなさい。私は真選組中沢Aです。妙さん、新八君、私にできる事でしたら協力します」
新八「へ?真選…組?………真選組ィィィィィ!?」
真選組と聞いて「し、真選組って…」と顔面を真っ青にした新八。そう、池田屋で刀を振り回して突入してきた部隊…それが真選組。
「新八君…池田屋の時の事は」
新八「ちょ、どーゆう事ですか銀さん!!」
銀時「…中沢?なんで苗字ちが…え、いや…え?」
新八「ちょ、銀さん聞いてます!?」
連れて来たのは銀時なので、銀時に説明を求めれ何やら小さい声でぶつぶつと呟いているだけ。
お妙「新ちゃん、男の人は小さい事をいつまでもウジウジ言ってるものではないわ」
新八「いや、…でも姉上」
お妙「どうな形でも警察の方はこの江戸を苦労して守ってくれてるのよ?そんな立派な人をあーでもないこーでもないと言っちゃダメ」
「た、妙さんっ」
お妙「やだ、妙さんだなんて。お妙って呼んでAちゃん」
「は、はい!お妙ちゃんっ」
手を握りあって喜ぶA。
なんて優しい人なんだ!お妙ちゃんは天使か!っと歓喜した。
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迷い猫(プロフ) - なみさん» お返事遅れてももも、申し訳ないです!!!なみ様読んでくださってありがとうございます。いやいや、最高だなんて…逆に読みづらくないですか!?大丈夫ですかね?ガクブル またお暇な時でも読んでやってください(土下座)コメントありがとございました!! (2022年6月6日 18時) (レス) id: b045a615ae (このIDを非表示/違反報告)
なみ(プロフ) - この小説の表現好き〜♥️♥️甘いスチュの時、乙女心のある表現があるとこっちまでキュンキュンしちゃいます!!(*´▽`)めちゃ好みの合う小説見つけたぞー!最高っす作者さん!!ありがとう!! (2022年5月29日 9時) (レス) @page31 id: 617d92d894 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:迷い猫 | 作成日時:2021年11月28日 20時