第十三訓 ページ14
no side
沖田「土方さん、夕方のドラマの再放送始まっちゃいますぜ」
土方「やべェ 予約すんの忘れてた。さっさと済まそう 発射用意!!」
「えぇ!?もう発射するんですか!?ちょ、ちょっと待ってくださいっ!!」
ドラマの再放送如きでそんな大事な事決めて良いのだろうか。
このままじゃ中の者が木っ端微塵になってしまう。Aが慌てて土方を止めるが彼は聞く耳をもたずに、バズーカを発射しようとした瞬間だった。
ドンォォォオン
突然襖を蹴り破り必死の形相でこちらに走ってくるアフロ頭になった男とメガネと女の子。
土方「なっ…何やってんだ止めろォォォ!!!」
銀時「止めるならこの爆弾止めてくれェェェ!!爆弾処理班とかさ… なんか いるだろ オイ!」
銀時の腕の中には小さい球体。
桂の持ち物で、誤って神楽がスイッチを押してしまった爆弾だ。逃げていく隊士達。パニック状態の廊下。Aは土方や沖田もパニックで見失ってしまった。
──ドカァァァァァンンン!!!
耳を塞ぎたくなる様な大きな爆発音とガラス窓から立ち上る黒い煙と焦げ臭さ。
神楽「銀ちゃーん、さようならー」
どこからか聞こえてきた呑気な少女の声に息が止まった。
全身の血が引くのを感じ、恐怖から指先が震える。
「 ッ……」
恐怖から重い足取りでガラス窓に近づき、目を凝らして彼の姿を探すと黒煙が立ち込めるなか、デパートの垂れ幕にしがみつく人影。
新八「銀さん!よかった…」
神楽「銀ちゃーん、大丈夫アルかー?踏ん張れー」
顔を煤だらけにして手を振る姿が見えて
(よかった…生きて、る…ッ)
特に大きな怪我はなく、元気そうな銀時の姿にAは全身の力が抜けてその場にへたりこんだ。
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迷い猫(プロフ) - なみさん» お返事遅れてももも、申し訳ないです!!!なみ様読んでくださってありがとうございます。いやいや、最高だなんて…逆に読みづらくないですか!?大丈夫ですかね?ガクブル またお暇な時でも読んでやってください(土下座)コメントありがとございました!! (2022年6月6日 18時) (レス) id: b045a615ae (このIDを非表示/違反報告)
なみ(プロフ) - この小説の表現好き〜♥️♥️甘いスチュの時、乙女心のある表現があるとこっちまでキュンキュンしちゃいます!!(*´▽`)めちゃ好みの合う小説見つけたぞー!最高っす作者さん!!ありがとう!! (2022年5月29日 9時) (レス) @page31 id: 617d92d894 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:迷い猫 | 作成日時:2021年11月28日 20時