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ふわふわ、ふわふわ。
全てが心地いい。朝から幸せがずっと続いていて、心も体も軽くて、今日の出来事全てが夢みたい。
この幸せが永遠に醒めなきゃいいのに。
そう思ったところでパッチリと目が覚める。視界に入ったのは親子で水でぱしゃぱしゃと遊んでいる姿。平和だなぁ。
起きた私に気づいたショッピさんは「おはよう」と声をかけてくれる。
「気分はどう？ 頭痛ない？ さっきは意地悪してごめんな」
「んーん、平気。心配かけてごめんなさい」
「…水買ってくる。ここで待っといて」
「分かった」
未だにぽやぽやとした頭で、水を買いに行くショッピの後ろ姿を眺めていた。
…どのくらい気絶してたんだろ。
そう気になってスマホをポケットから取り出し、時間を確認してみると気絶してから三十分程しか経っていないようだった。
ショッピさんに申し訳なさすぎる……！
心の中でそう反省しながら、目の前で楽しそうに遊ぶ子供が微笑ましい。小さい頃の自分もあんなだったかなぁ、と思うと少しセンチメンタルになってしまう。
それはさておき、鞄の中から入場した時に貰ったパンフレットを取り出して、現在地を探す。すると、どうやらここは子供が遊べる休憩所らしかった。
「さっきいたのはペンギンコーナーだから…」
ペンギンコーナーからこの休憩所までを見てみると、大分距離が離れていて。後でめっちゃ謝ろう、と思っていた時だった。
「…A？」
その声に身体が固まる。今もまだ覚えている。この耳障りで嫌な声に私の顔は歪んだ。
その嫌な声の主は、高校時代、仲の良かった女の子。いや、仲が良かったのかすら危うい。私はこの女に対して、嫌悪感でいっぱいになる。
「やっぱりAだ…！ 久しぶり。私の事覚えてる？」
白々しい。覚えてるに決まってんだろ。
この女の名前はよく覚えている。けれど敢えて言わない。私の“何か”が汚れてしまう気がするから。
「…勿論覚えてるよ。久しぶり」
「Aってば、全然変わってないね〜。相変わらず美人！ もー羨ましい限りだよ」
お前も相変わらずよく喋るな。ていうか、全然変わってないって悪口か何か？
「…そう。ありがとう」
「それより、さっきからめっちゃ冷たくない？」
そりゃ相手がお前だからな。
「…そうでもないけど」
「あは、そうだよねぇ！ Aって高校の時からそんなんだよね〜。本当、“可哀想”」
うるせー！ ばーか！！
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なゆり(プロフ) - カナさん» ありがとうございます！そう言っていただける事が本当に励みです…！！次の作品でもよろしくお願いします。 (2020年1月27日 4時) (
レス) id: fc164f5bf0 (このIDを非表示/違反報告)
カナ - 完結おめでとうございます！！遅くても次の作品も楽しみにしてます！これからも頑張って下さい！！ (2020年1月26日 23時) (レス) id: 06469c67db (このIDを非表示/違反報告)
なゆり(プロフ) - 紫紅兎さん» 臓器破裂！？笑 私の方こそ拙い作品ですが、読んでくださってありがとうございます！少しずつしか書いていけませんが、これからも読んで頂けると嬉しいです！ (2020年1月19日 6時) (レス) id: fc164f5bf0 (このIDを非表示/違反報告)
紫紅兎(プロフ) - あぁぁぁぁぁ臓器破裂しますぅぅぅぅぅえ、もうこの作品作ってくれてありがとうございます…私はもう逝きます…更新頑張って下さいね… (2020年1月18日 23時) (レス) id: fcae62d2ac (このIDを非表示/違反報告)
なゆり(プロフ) - さとう。さん» さとうさん、ありがとうございます！そう言って頂けて、本当に嬉しいです…；； こちらこそ、これからもよろしくお願いします！ (2019年12月16日 5時) (レス) id: fc164f5bf0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なゆり | 作成日時：2019年9月17日 21時
