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あの日の電話から変わった事が二つある。
一つ目は、お互いの距離が少し縮まったこと。
そのおかげでお昼は決まって二人で食べる事に。今日はあれ、明日はあれが食べたい！ …とか、そんな話をしながら決めるのが楽しくて。
ある日、ショッピさんの分までお弁当を作って持って行くと、とても喜んでくれたのが嬉しかった。
二つ目は、毎晩電話をするようになったこと。
今何の番組を見てるのか、会社でこんな事があったとか、お互いの趣味の話とか、そんな事を話している。
ただ、時間はいつも決まって一時間。どちらかが宣言して決めた訳では無いけれど、その一時間がとても大切で愛おしいものになってしまった。
そんな一週間が終わる週末のデート。
昨日からなかなか寝付けず、浮き足立っていた。
今日の朝はすんなり起きれたし、メイクのノリだっていい。髪だって上手く巻けた。
ただ唯一の予想外は車ではなく、バイクに変わった事。昨晩、ショッピさんと電話していた時に車が故障したと伝えられた。なかなかのヴィンテージものらしかった。
きっと会ってその話をされても、ショッピさんの表情は変わっていなかっただろう。けれど、昨日の電話の時の声だけは、悲しそうだったので、割とダメージが大きかったみたい。
ともかく、車からバイクに変わったので、スカート からパンツスタイル変更する事に。だからと言って不満なんてない。
むしろバイクに乗れる事に喜んだ。昔からバイクに乗るのが憧れだったから。
「…よし、五分前」
ショッピさんが車であと五分。
手鏡を使って前髪を整えて、リップを塗り直して、鏡の中の素敵な自分に笑ってみる。
大丈夫、可愛いよ私。
それからショッピさんの姿を探して、ドキドキと高鳴る胸をそっと抑える。
ショッピさんまだかな。
いつ来るかな。
早く会いたい。
でも緊張しちゃう。
頭の中でいろんな私が騒ぎ立てている。
落ち着けるためにも深呼吸をした刹那、私の目の前にバイクが停まった。
ショッピさんは、ヘルメットを外して私に近づく。
その瞬間がまるでドラマみたいにキラキラして見えた。
「ごめん、待った？」
「ううん、大丈夫だよ」
「良かった。…ところで、今日の服素敵やわ。可愛い」
「ッ、！！」
恋愛ドラマみたなセリフ。
とてもありふれた言葉。
それでも私が顔を赤くするには十分すぎた。
「あ、ありがとう…」
「ふはっ、顔まっかやん」
「〜〜っ、いいから行こう！」
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なゆり(プロフ) - カナさん» ありがとうございます！そう言っていただける事が本当に励みです…！！次の作品でもよろしくお願いします。 (2020年1月27日 4時) (
レス) id: fc164f5bf0 (このIDを非表示/違反報告)
カナ - 完結おめでとうございます！！遅くても次の作品も楽しみにしてます！これからも頑張って下さい！！ (2020年1月26日 23時) (レス) id: 06469c67db (このIDを非表示/違反報告)
なゆり(プロフ) - 紫紅兎さん» 臓器破裂！？笑 私の方こそ拙い作品ですが、読んでくださってありがとうございます！少しずつしか書いていけませんが、これからも読んで頂けると嬉しいです！ (2020年1月19日 6時) (レス) id: fc164f5bf0 (このIDを非表示/違反報告)
紫紅兎(プロフ) - あぁぁぁぁぁ臓器破裂しますぅぅぅぅぅえ、もうこの作品作ってくれてありがとうございます…私はもう逝きます…更新頑張って下さいね… (2020年1月18日 23時) (レス) id: fcae62d2ac (このIDを非表示/違反報告)
なゆり(プロフ) - さとう。さん» さとうさん、ありがとうございます！そう言って頂けて、本当に嬉しいです…；； こちらこそ、これからもよろしくお願いします！ (2019年12月16日 5時) (レス) id: fc164f5bf0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なゆり | 作成日時：2019年9月17日 21時
