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珈琲の匂いと一緒に、甘い匂いが私の鼻をくすぐる。窓が開いているのか、朝の優しい爽やかな風が私の頬を撫でた。
ゆっくり目を開けて隣を見るけれど誰もいない。やっぱりさっきの出来事は夢だったんだと思い、体を起こして朝ごはんを食べようと寝室のドアを開けると。
「おはようございます」
家だからか少しラフな格好をしている推しがいた。
…おっとぉ？
______バタンッ、
一旦ドアを閉める。
あれ〜！？ さっきの夢じゃなかったの！！？
もう一度ドアを開けるけれど、ショッピさんがいるのには変わりなく。試しに思いっきり自分の頬を叩いてみる。
何でつねらなかったって？ だって抓ったら痛いじゃん。…叩いても痛かったけど。
「えっ！？」
突然の私の奇行に驚いて、私の手を掴み取るショッピさん。そして怪訝な顔をして、私を叱る。
「何で自分のほっぺ叩いたんすか…！」
「え、あ、夢かと思いまして……」
「それだったら抓る……のは嫌やけど、他に方法あるじゃないですか！」
そう心配しながら私の頬の様子を見るショッピさんに、素直に「すいません」と言う。
…ていうか抓るのも嫌なんだ。
「そんな赤なってないからいいですけど、次からは絶対やめてくださいよ？」
「は、い…、」
両手で私の顎を持ち上げ、絶対に目を逸らさせないようにされて少し恥ずかしい。
だってメイクしてないんだよ！？ ノーメイクの時の不細工な顔を推しに見られてんだよ！？！！？ お目汚しすいませんって感じじゃん！！！！
「ん、ええ子」
「？？？？」
そんな事を考えている私の頭を撫でて微笑むショッピさんに困惑する。だって、イケメン過ぎじゃない？
脳内が宇宙空間に行っている間に「こっちどうぞ」と案内されイスに座った。すると、目の前にあるのは蜂蜜がたっぷりかかったフレンチトースト。
あ、さっきの甘い匂いはフレンチトーストか。
「すいません、簡単なもので。口に合うか分かんないですけど」
「あ、いえ…。ありがとうございます…、」
置いてあったナイフとフォークを使って口に運ぶ。ショッピさんの作ったフレンチトーストは、とてもふわふわでお店のかと一瞬思ったくらい美味しい。
美味しい…。えっ、美味しい！！
「今度作り方教えてください」
「ふはっ、いいっすよ」
嬉しそうにそう言ったショッピさんに「珈琲いります？」と聞かれたので、フレンチトーストを咥えながらとにかく頭を縦に振った。
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なゆり(プロフ) - カナさん» ありがとうございます！そう言っていただける事が本当に励みです…！！次の作品でもよろしくお願いします。 (2020年1月27日 4時) (
レス) id: fc164f5bf0 (このIDを非表示/違反報告)
カナ - 完結おめでとうございます！！遅くても次の作品も楽しみにしてます！これからも頑張って下さい！！ (2020年1月26日 23時) (レス) id: 06469c67db (このIDを非表示/違反報告)
なゆり(プロフ) - 紫紅兎さん» 臓器破裂！？笑 私の方こそ拙い作品ですが、読んでくださってありがとうございます！少しずつしか書いていけませんが、これからも読んで頂けると嬉しいです！ (2020年1月19日 6時) (レス) id: fc164f5bf0 (このIDを非表示/違反報告)
紫紅兎(プロフ) - あぁぁぁぁぁ臓器破裂しますぅぅぅぅぅえ、もうこの作品作ってくれてありがとうございます…私はもう逝きます…更新頑張って下さいね… (2020年1月18日 23時) (レス) id: fcae62d2ac (このIDを非表示/違反報告)
なゆり(プロフ) - さとう。さん» さとうさん、ありがとうございます！そう言って頂けて、本当に嬉しいです…；； こちらこそ、これからもよろしくお願いします！ (2019年12月16日 5時) (レス) id: fc164f5bf0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なゆり | 作成日時：2019年9月17日 21時
