じゅうよんこめ。 ページ14
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あれからいつも通り仕事を続けているが、どうにも皆の様子がいつもとおかしい。
「部屋が明るい…」
ロボロ様は電気を付けて仕事をしていたし。
「無くなってない…」
ショッピ様のちょっとした悪戯も無いし。
「普通の会話…」
鬱様から嘘をつかれなかったし。
「騒がしくない…」
コネシマ様とシャオロン様の乱闘も無かったし。
「誘われない…」
オスマン様からお茶会に強制参加されなかったし。
「ちゃんと仕事してる…」
グルッペン様が城から逃げ出さなかったし。
「普通だった…」
チーノ様は詐欺をしなかったし。
「書類が片付いてた…」
トントン様は徹夜をしていないし。
「会ってない…」
しんぺい神様のお酒の付き合いに強制参加させられなかった。
全てがいつもと逆で違和感を覚える。
ただ例外もあって、エーミール様のおっちょこちょいには巻き込まれた。この違いが何なのか分からない。
今日はしんぺい神様のお酒に付き合ってないせいなのか分からないけれど、一向に眠気が来ない。
取り敢えず眠気がくるまで、メイド服のまま城内を見回りする事にした。
月の光が差し込む頃。何周したか忘れたぐらいに、だんだん眠気が襲ってくる。もうすぐ十二時を回る頃だろうから丁度いい。
自分の部屋へ行こうと移動していると、突然後ろから目隠しされる。抵抗する暇もなく、ひょいっと担がれてどこかへ運ばれていく。
「！！？」
急に起きた出来事に一瞬パニックなるが、ここは一旦落ち着かないと どうしようもない。
深く息を吸って気持ちを落ち着かせる。今の状況を把握しないと。
私の背中側から風が来るという事は、進行方向は私の向いている方と逆となる。従って、私のは誰かの肩に乗るような形で運ばれている筈だ。だとすれば、一度蹴りを入れれば相手は怯む。
足を大きく振りかぶって思い切り相手に蹴りを入れようとしたところ、私の足は相手の手によって阻止される。
「…ッ！！」
…クソッ、どうやって逃げよう。
そんな事を考えているとある事に気付く。
この人は城内の道を間違えずに進んでいる、という事。もし侵入者だとすると必ず道に迷う筈。
仮に城内の構造を知っていたとしても、見取り図くらいは見るだろう。しかも、私の蹴りを止めた時に紙の音はしなかった…。
そして私を軽々持ち上げるほどの腕力。
これで大体検討はついたけれど、どうして今日なんだろう。
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ライク - んおおおおおお!すききききききききききききききききききききききききき (2019年10月3日 23時) (
レス) id: c1d37a3d16 (このIDを非表示/違反報告)
なゆり(プロフ) - レンマさん» レンマさん、初めまして！ お気遣いありがとうございます…！ そう言って頂けて本当に嬉しいです。次回作は今、話を練ってる途中なのでもうしばらく待っててください、笑 今後ともよろしくお願いします！ (2019年9月18日 17時) (レス) id: fc164f5bf0 (このIDを非表示/違反報告)
レンマ - 次の話を楽しみにしながら読ませてもらいました！ 次回作も勿論とｯｯｯても楽しみに待ってますからね！！ 体調など崩さないようお気をつけて下さい、応援しています。 (2019年9月17日 22時) (レス) id: 582bb38728 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なゆり | 作成日時：2019年8月30日 21時
