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「こんにちは、天馬くん。久しぶりだね。」
「やあ、天馬。」
「おう、久しぶりだな。…といっても、晴さんは今現場一緒だから久しぶり感ないけどな。」
皇家に行くと、天馬くんが出迎えてくれた。
今日は晴兄さんと一緒に来ている。
晴兄さんも俳優で、晴兄さんと天馬くんは今同じTVドラマに出演している。
「そうだな。」
「まあ、ここで話すのもなんだし、上がってくれ。」
「おじゃましまーす。」
リビングに通され、ソファに腰を下ろす。
座ったところであることに気づく。
「そういえば井川さんは?」
「ん?ああ、井川は今買い出しに行ってていねーよ。」
珍しくキッチンに立っている天馬くんを見て、
「天馬、ちゃんとできてるか、できないなら変わるぞ。」
と、はらはらして天馬くんを見守りながら言う晴兄さん。
「うるせーよ!このくらいできるわ!…麦茶でいいか?」
と、反発しながらもおぼつかない手つきで飲み物を準備する天馬くん。
それを見ながらくすくす笑う私。
今までと変わらない居心地のいいこの関係が私は大好きだ。
雑談もいいけど、そろそろ本題に入んなきゃね。
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作者名:北斗星 | 作成日時:2017年7月17日 13時