日頃の行いが物を言う ページ48
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コンコンと響くノックに反応する間も無く扉が開いた。
目の前に居るのは皆の後輩であるショッピ。
毒舌で、とある先輩への殺意が高いがそれを抜けば努力家で、気の利く可愛い後輩なのだ。
そんな彼の目の前には、泣いている女に跨る男。
｢ゾムさ…えっ？姉さ…ん？｣
｢いや、これはちゃうねん！…えっ姉さん？ショッピ君？｣
どんどん目付きが鋭くなるショッピ。
ゾムは親の仇を見る様な目で見詰められ、思わず押し黙る。
ずんずんと彼は歩みを進めると、ゾムの肩に優しく手を置いた。
｢まぁゾムさん、言い訳は後から聞くんで、取り敢えず上からどきましょか｣
｢せ、せやな！｣
味方最大の脅威と呼ばれ、国内外から恐れられ畏怖される彼だがショッピの恫喝には流石に震え上がったそうな。
───────────────────
｢…なるほど、では俺の想像してた事とはちゃうんすね｣
｢おん。ほんまにそういう気は…無いねん｣
『これは私が悪かったのよ…』
用意された丸テーブルを三人は囲んでいた。
日も暮れた夜。夕食の準備に忙しなく使用人が働く中、談話室はどんよりとした空気に包まれている。
幸い彼等以外は業務につき出払っている。
Aとゾムは事態を掻い摘んでショッピに話した。
何方も非がある事、決して行為前ではなかった事。
話が進む毎にショッピから放たれる負のオーラは消えていった。
ゾムは大事な時は嘘はつかない。そしてAへの信用、二人の日頃の行いだろう。
──うん、上から眺めんのも悪くないな
下心が無いとは嘘になるが。
｢もう、びっくりしましたよ…金輪際辞めて下さいね｣
｢止める為には仕方なかってん｣
実際、完全に動きを封じれなければ戦闘になっていただろう。
正体が分からない者は排除、若しくは牢へ投獄しなければならない。
これが彼女へ課せられた使命でもあるのだ。
｢所でやねんけど、ショッピ君さ。姉さんって言ってたけど…Aと姉弟なん？｣
｢言ってませんでしたっけ？義理の、ですけど。姉弟ですよ俺達｣
『殆ど本物の姉弟みたいなものよね』
仲睦まじく微笑み合う二人。
滅多に見せない笑みを、Aには向けている。
思わずゾムは突っ込んだ。
｢聞いてへんわ！！｣
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おつ2(014785wmwi) - 最高だからハッピー○ーンの粉を決めようぜ☆ (2020年7月31日 18時) (
レス) id: b32bfe3549 (このIDを非表示/違反報告)
べす - 朝霧さん» 良い所で焦らすのが趣味ですので()まだまだ物語は続きます！是非またご感想を楽しみにしております！ (2020年7月18日 17時) (レス) id: b38f87aa2d (このIDを非表示/違反報告)
べす - サブ垢での返信御容赦を。思わず笑っちゃいましたｗｗｗ再会してからが本番ですので！ (2020年7月18日 17時) (レス) id: b38f87aa2d (このIDを非表示/違反報告)
べす - 椿さん» うへへへとにやけてしまいそうな内容にするつもりですので、今後とも宜しくお願いします！ (2020年7月18日 17時) (レス) id: b38f87aa2d (このIDを非表示/違反報告)
朝霧 - いいところで、あぁ、うぁ、下の人と同じですまる (2020年7月17日 19時) (レス) id: dd19b1c917 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ベス | 作成日時：2020年7月11日 9時
