慢心は時に身を滅ぼす ページ37
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｢…っうわ、急に真顔でこっち向かないでよ。びっくりするじゃん｣
怪訝な色に輝く黒曜石。マスクに描かれた赤い×印は何の意味があるのか。白の軍服を身に纏い、刀を帯刀する彼は東の島国の古の戦士、武士を思い起こさせた。
｢いつからそこおったん？｣
｢シャオロンがAさんにシャベルを向けた時ぐらいには居たよ｣
｢割と最初からやんけ…｣
──流石ね。察知出来なかったわ
彼女はガバい所はあるが、任務中には一度も失敗した事が無い。慢心が命取り、自分や大切な者を狙う殺気に敏感だ。軍に属する者なら尚更。
気配に気付けなかった。これは弛んでいる証拠だと結論付け、Aは神経を研ぎ澄ますと彼等に向き直る。
『ごめんなさい、道を塞いでしまいましたね』
｢構わないよ。君の実力がどんな物か見たかったしね。それより、俺は君に用があったんだ｣
『…私？』
Aは思わず目を瞬かせる。
彼女は数える程しか白い軍服の彼と話した事が無かった。多忙なオスマン外交官の護衛、付き人として同行している為顔を合わす機会があまり無かったのだ。
｢ひとらん、それ俺同行したらあかん奴？｣
｢ううん？全然良いよ。そんな改まった話じゃないから。丁度野菜も出来たし寧ろ来て欲しいかな｣
｢うっしゃ、行こうぜ！ひとらん、A！｣
トントン拍子で進んでいく会話。
大切な書類を取りに来いと書記長から言伝られていたが、それは今夜の消灯の時まで。まだ日没なので時間はあると判断し、Aは頷いた。
『分かりました。同行します』
｢ありがとう。それじゃ、裏庭の方に行こうか｣
白軍服の彼、ひとらんらんはAとシャオロンへ手招きすると緩りと一行は歩き出した。
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おつ2(014785wmwi) - 最高だからハッピー○ーンの粉を決めようぜ☆ (2020年7月31日 18時) (
レス) id: b32bfe3549 (このIDを非表示/違反報告)
べす - 朝霧さん» 良い所で焦らすのが趣味ですので()まだまだ物語は続きます！是非またご感想を楽しみにしております！ (2020年7月18日 17時) (レス) id: b38f87aa2d (このIDを非表示/違反報告)
べす - サブ垢での返信御容赦を。思わず笑っちゃいましたｗｗｗ再会してからが本番ですので！ (2020年7月18日 17時) (レス) id: b38f87aa2d (このIDを非表示/違反報告)
べす - 椿さん» うへへへとにやけてしまいそうな内容にするつもりですので、今後とも宜しくお願いします！ (2020年7月18日 17時) (レス) id: b38f87aa2d (このIDを非表示/違反報告)
朝霧 - いいところで、あぁ、うぁ、下の人と同じですまる (2020年7月17日 19時) (レス) id: dd19b1c917 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ベス | 作成日時：2020年7月11日 9時
